パナソニック美容家電 アマゾンを海外で活用

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 パナソニックが美容家電の分野で、アマゾンを活用して欧米に販売することを発表している。成長が期待できる新たな分野と判断し、2013年から量販店以外でも販売に力を入れるようだ。

パナソニックが、海外の美容家電市場に本格参入する事が、日経新聞2012年12月22日11面で報道されている。市場の成長率が高い分野は、参入企業が多くなり、競争が激しくなる傾向がある。パナソニックが、どういったマーケティングを展開するのか注目かもしれない。

2013年からアメリカでドライヤーなどを販売

 パナソニックは2013年から欧米で美容家電を本格的に販売する。米国ではインターネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムを通じ、ドライヤーなどを新たに売り出す。欧州市場にも参入する計画だ。(日経新聞)
パナソニックが、海外市場で本格的に美容家電の販売を発表している。日本でも、アマゾンや楽天などのネット通販市場が急速に成長しているが、本家の米国でも販売するようだ。

 管理人が少し、驚いたのは、むしろ今まで力を入れていなかった点だ。報道だけでは、今までのパナソニックの戦略は分からないが、海外の量販店に気遣って販売をしてこなかったという事なのだろうか。

 美容家電は高い成長が見込める 競争が激しくなる

 薄型テレビなどが苦戦するなか、美容家電は高い成長が見込めると判断。新たな販路の開拓を進め、事業拡大を目指す。(日経新聞)
市場の成長率が高い分野は、参入しようとするプレイヤーが多くなり、競争が激しくなる市場だ。パナソニックが、その市場で戦うのであれば、素早い意思決定が求められる。

 美容家電は、特殊な特許が必要と思われる分野ではなく、どちらかと言えばアイデア商品と信頼性が好まれそうだ。そのため、商標権を押さえることや、マーケティングをどう行うかが重要になるのではないだろうか。

 パナソニック赤字の原因は、薄型テレビを中心とした、旧経営陣の投資失敗である。美容家電で成功のためには、素早い意思決定が求められそうだ。

数十種類の美容家電を販売 量販店以外の販路の確保

 アマゾンではドライヤーのほか、髪や肌の手入れに使う保湿美顔器(スチーマー)など、数十種類の美容家電を販売する。これまで米国では一部の量販店を通じて販売していた。ネット通販の活用でコストを抑えて全米規模の販路を確保する。(日経新聞)
パナソニックは、2013年からアマゾンで数十種類の美容家電を売り出すとのことだが、2013年のいつになるのであろうか。パナソニックほどの規模の大企業であれば、経営資源は多く、迅速に対応できそうな気もする。

 量販店との特殊な契約か、新製品の販売から行うということなのであろうか。その辺りの細かい点がいまいちよく分からない。

欧州ではシェーバーなどを量販店チェーンなどと販売

 欧州市場では現地の量販チェーンなどと組み、シェーバーなどを販売する。現地の研究拠点、生活研究センター欧州に合った商品を開発する。(日経新聞)
米国と異なり、ヨーロッパ市場では、量販チェーンと組んで展開するようだ。米国市場とヨーロッパ市場での対応の違いが、よく分からないが、米国市場ではマーケティングのデータが十分にあるが、ヨーロッパ市場では不十分であるということであろうか。

アマゾンの宣伝効果

ホームページやブログを見た時に、アマゾンのバナーを見たことがある人は多いと思う。パナソニックが、海外で販売するためにアマゾンに登録すれば、報酬や製品の売れ行き、製品の好感度によっては、ホームページやブログにバナーで貼ってくれるかもしれない。

 アマゾンの仕組みを活用することで認知度が高まれば低コストのプロモーション活動に繋がるかどうかも注目であろう。パナソニックが美容家電の海外販売で、アマゾン活用により成功すれば、他の商品の販売でも期待が高まりそうだ。
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