tag:blogger.com,1999:blog-38030571992563803742024-03-14T18:49:03.757+09:00パナソニック倒産回避の経営戦略パナソニック倒産回避の為の経営戦略。株、社債、借入、業績など金融面にも注目します。Unknownnoreply@blogger.comBlogger127125tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-33189188467788656862014-05-11T20:14:00.002+09:002014-05-11T20:14:39.933+09:00パナソニック2014決算黒字の理由パナソニックの2014年決算が黒字の理由は、アベノミクスによるラッキーが大きいですね。パナソニックとソニーを比較すれば、業績改善が進んでおり、2015年3月期は正念場になりそうです。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3fcAQemrp6yJ_9arG4jAjYxbx7746hkqyQxeOqhRvLKVH-GxK8n282OPNoFvGIg3bbL0OeDoKSHntDFqQQItmcO0n4ZTLrhu95wf0pt079ptLHThDXfDwi6hgxWT_PzM72Ujg6MzuPdsc/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF2014%E6%B1%BA%E7%AE%97%E9%BB%92%E5%AD%97%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3fcAQemrp6yJ_9arG4jAjYxbx7746hkqyQxeOqhRvLKVH-GxK8n282OPNoFvGIg3bbL0OeDoKSHntDFqQQItmcO0n4ZTLrhu95wf0pt079ptLHThDXfDwi6hgxWT_PzM72Ujg6MzuPdsc/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF2014%E6%B1%BA%E7%AE%97%E9%BB%92%E5%AD%97%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)パナソニック2013の動向と資金繰り</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-siharai-kikan-henkou-sikinguri-akka.html">パナソニック支払期間変更と資金繰り悪化</a></li>
</ul>
パナソニックは業績悪化が続いており、2013年の株主総会で、取締役に多額の退職金を支払ったことが批判されていました。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは赤字が続いてましたが、アベノミクスによって保有株式と不動産価格が高騰したため、幸運により資金繰りが好転</u></span></b>しましたね。<br />
<br />
パナソニックは輸出の多い会社なので、為替レート円安ドル高は、業績の増益要因になる会社と言われています。パナソニックは、資産の高値売却や増益効果のラッキーが、アベノミクスによって偶然発生したため再生のきっかけを掴んでいますね。<br />
<br />
パナソニックは、創業者が松下政経塾を創設しましたが、民主党政権による為替レート円高ドル安政策や株価と不動産暴落によって倒産危機になっていました。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、資金繰りの悪化によって支払期間変更を行うほどに追い込まれていましたが、アベノミクスによる幸運を掴んで経営再建に成功した</u></span></b>ようですね。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニック2012年と2013年は大幅な赤字</h2>
<h3>
パナソニック2012年3月期決算</h3>
<ol>
<li>パナソニック2012年決算売上高 7兆8462億円</li>
<li>パナソニック2012年決算営業利益 437億円</li>
<li><b><span style="color: red;">パナソニック2012年決算経常利益 -8128億円</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">パナソニック2012年決算当期利益 -7721億円</span></b></li>
</ol>
<h3>
パナソニック2013年3月期決算</h3>
<ol>
<li>パナソニック2013年決算売上高 7兆3030億円</li>
<li>パナソニック2013年決算営業利益 1609億円</li>
<li><b><span style="color: red;">パナソニック2013年決算経常利益 -3983億円</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">パナソニック2013年決算当期利益 -7542億円</span></b></li>
</ol>
パナソニック2014決算が黒字になっていますが、パナソニックは直近の決算が赤字になっていました。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックの2012年3月期決算と2013年3月期決算を比較すれば、どちらも巨額の赤字を計上しており、1兆5000億円超の巨額赤字</u></span></b>になっていますね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-siharai-kikan-henkou-sikinguri-akka.html">パナソニック支払期間変更と資金繰り悪化</a>をまとめましたが、パナソニックが業績悪化で資金繰りが厳しくなっていることが分かりますね。パナソニックだけでなく、取引先に対して支払期間変更の要請をするということは、会社に資金繰り倒産のリスクが高まったことを示していると言えます。<br />
<br />
パナソニックの健全な財務は有名でしたが、パナソニックの中村邦夫氏の経営失敗によって、財務の悪化が急速に進んでおり資金繰り倒産の危機が発生していました。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、三井住友銀行などからシンジゲートローンによる融資枠の設定だけでなく、支払期間延長による取引先の犠牲によって経営再建</u></span></b>を進めていますね。<br />
<br />
<h2>
(3)パナソニック2014年3月期決算 最終黒字</h2>
<ol>
<li>パナソニック2014年決算売上高 7兆7365億円</li>
<li>パナソニック2014年決算営業利益 3051億円</li>
<li>パナソニック2014年決算経常利益 2062億円</li>
<li>パナソニック2014年決算当期利益 1204億円</li>
</ol>
パナソニック2014決算黒字の理由について、2014年3月期決算の内容から考えて見ましょう。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは2014年に大幅な黒字を計上しており、赤字見込のソニーと経営力に差がある</u></span></b>ことが分かりますね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-hoyu-kabu-baikyaku-shurui.html">パナソニック保有株売却種類とリストラ</a>をまとめましたが、アベノミクスによる株高で1400億円前後の資金調達だけでなく、400億円の株式売却益の計上に成功しています。パナソニックは資産売却を進めてきましたが、不動産売却と保有株式売却が資金調達に大きく貢献しており、自民党政権への政権交代に助けられていますね。<br />
<br />
パナソニックとソニーを比較すれば、リストラだけでなく、保有株式と不動産の売却をどちらも続けています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニック2014年決算は、津賀社長がアベノミクスによる幸運を生かした上で、経営力によって黒字化に成功した</u></span></b>と言えそうですね。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニックとソニーの違い</h2>
<ol>
<li>パナソニックは選択と集中</li>
<li>パナソニックは電機に集中</li>
<li>パナソニックはテレビのリストラ</li>
<li>パナソニックは電池事業に大型投資</li>
</ol>
パナソニックとソニーの2014年3月期決算を比較すれば、大きな違いがありそうですが簡単に見てみましょう。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックとソニーは、選択と集中による事業領域が異なるため、投資とリストラに大きな違いがある</u></span></b>と言えますね。<br />
<br />
テレビ事業を見れば、パナソニックは大幅のリストラを行いましたが、ソニーはテレビ事業の重視を続けています。パナソニックは産業用機器の分野を重視していますが、ソニーは家電だけでなく金融やゲームなど会社の事業実態は分かりにくいですね。<br />
<br />
パナソニックとソニーは、アベノミクスによる幸運によって、保有株式や不動産の高値売却に成功しました。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、テスラモーターの電気自動車向け燃料電池の大型投資を行っており、次世代の投資とリストラを並行して行っている</u></span></b>ことが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(5)パナソニックの2015年3月期決算予想</h2>
<ol>
<li>パナソニック2015年決算予想 売上高 7兆7500億円</li>
<li>パナソニック2015年決算予想 営業利益 3100億円</li>
<li>パナソニック2015年決算予想 当期利益 1400億円</li>
</ol>
パナソニックの2014年3月期決算は黒字でしたが、2015年3月期決算は黒字を予想しています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、2014年3月期に保有株式や不動産の売却による利益を計上しましたので、2015年3月期決算は本業が好調であることが重要</u></span></b>になりますね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-buhin-jigyou-kyousouryoku-takai.html">パナソニック自動車部品事業の競争力が高い(4)</a>をまとめましたが、パナソニックは車載用部品事業の強化が経営戦略の柱になっています。パナソニックの津賀社長は、自動車関連事業の強化を経営方針にしているため、2015年3月期決算の業績で結果を示すことができるのか注目されていますね。<br />
パナソニックの2014年3月期決算黒字の理由は、アベノミクスによる幸運が大きな理由でした。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、為替レート円安や資産売却益によるラッキーだけでなく、業績が伸びるのかどうか2015年3月期決算に注目</u></span></b>ですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-74970355569656896662014-01-19T22:40:00.000+09:002014-01-19T22:41:12.872+09:00パナソニック半導体工場をリストラパナソニックが半導体工場をリストラしており、海外工場と国内工場が対象ですね。パナソニックは、分社化後の株式売却などを積極的に増やしており、半導体の委託生産を増やすようです。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhXWz_0pX2oP8pSNn-jFSCt6xhghbm76x6tJBYJWFZcHwy6fGZlfRtaEHgl7TsNWMbmw_AD19dieMyPFfFwFZmB6Ge4ImhGodJp3f3KASixebHdUtprLRuozBWCut4nE0M50lLOt9tHbL3q/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E5%8D%8A%E5%B0%8E%E4%BD%93%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E3%82%92%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhXWz_0pX2oP8pSNn-jFSCt6xhghbm76x6tJBYJWFZcHwy6fGZlfRtaEHgl7TsNWMbmw_AD19dieMyPFfFwFZmB6Ge4ImhGodJp3f3KASixebHdUtprLRuozBWCut4nE0M50lLOt9tHbL3q/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E5%8D%8A%E5%B0%8E%E4%BD%93%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E3%82%92%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)パナソニックのリストラ</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-nittsu-kogaisha-baikyaku.html">パナソニック 日通に物流子会社売却の理由</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-gunma-mie-kairo-kiban-jigyou-risutora.html">パナソニック群馬三重で回路基盤事業リストラ</a></li>
</ul>
パナソニックは業績が悪化していましたので、子会社のリストラを積極的に進めてきました。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、2013年3月期に約7000億円の赤字を計上していましたが、2014年3月期の業績は大幅な黒字に業績回復</u></span></b>するのがほぼ確実になっています。<br />
<br />
パナソニックは、中村邦夫と大坪文雄による三洋電機の買収失敗、プラズマパネルの投資失敗などにより、1兆円を超える現金が失われたことで財務が大幅に悪化しました。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、中村氏と大坪氏の経営失敗による赤字によって、リストラを2014年も継続</u></span></b>しています。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニックの半導体工場リストラ</h2>
<ol>
<li>パナソニック半導体の海外工場 東南アジア 3工場</li>
<li>パナソニック半導体の海外工場 中国の2工場は売却検討</li>
<li>パナソニック半導体の日本工場 3工場売却 1工場閉鎖 1工場生産終了</li>
</ol>
パナソニック半導体工場をリストラについて、2014年1月17日の日経新聞が報じているので見てみましょう。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、半導体の日本工場と海外工場のリストラを発表しており、売却を中心に進める</u></span></b>ことを発表しています。<br />
<br />
<br />
パナソニックの業績は、プラズマテレビと液晶テレビ、買収の失敗に加えて民主党の為替レート円高ドル安政策で大きく悪化しました。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックが半導体工場を売却する背景には、半導体業界で台湾企業など半導体の受託生産が主流となってきたことも理由</u></span></b>の一つですね。<br />
<br />
<h2>
(3)パナソニックの海外工場 東南アジア工場の売却</h2>
<ol>
<li>UTAC シンガポールの半導体メーカー</li>
<li>パナソニックのマラッカ工場 UTACに売却の方針</li>
<li>パナソニックのジャカルタ工場 UTACに売却の方針</li>
<li>パナソニックのシンガポール工場 UTACに売却の方針</li>
</ol>
パナソニックの海外工場は、シンガポールの半導体メーカーであるUTACに売却することを発表しています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックの東南アジア工場は、日本の工場で前処理した基盤を、現地に持ち込んで組み立てを行っており、マイコンや画像センサー、パワー半導体を生産している</u></span></b>ようですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-bunya-tousi.html">パナソニック自動車分野に投資</a>(1)をまとめましたが、津賀社長は自動車分野の事業を強化することを経営戦略としています。パナソニックは、家電製品の売上が減少しており、半導体生産が過剰となっているため、工場のリストラを決断したと言えます。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニックの海外工場 中国工場の売却検討</h2>
<ol>
<li>パナソニックの上海工場 半導体工場の売却を検討</li>
<li>パナソニックの蘇州工場 半導体工場の売却を検討</li>
</ol>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/11/panasonic-boudou-genninn-minnshutou.html">パナソニック暴動の原因は民主党</a>をまとめましたが、パナソニックは中国の経済発展に大きく貢献していたことは有名ですね。パナソニックは反日デモの標的とされており、中国に進出を続けるリスクが高いことは以前から指摘されていました。<br />
<br />
パナソニックは、家電事業を中心に中国生産を積極的に拡大してきた企業でした。<b><span style="color: red;"><u>日本企業が、中国拠点をリストラするハードルは高いですが、パナソニックも中国拠点の縮小</u></span></b>を積極的に行っていますね。<br />
<div>
<div>
<br /></div>
<div>
<h2>
(5)パナソニックの日本工場 分社化と閉鎖</h2>
</div>
</div>
<h3>
パナソニックの半導体工場 分社化と株式売却</h3>
<div>
<ol>
<li>パナソニック富山県魚津市の半導体工場 2014年4月に分社化</li>
<li>パナソニック富山県砺波市の半導体工場 2014年4月に分社化 </li>
<li>パナソニック新潟県妙高市の半導体工場 2014年4月に分社化</li>
</ol>
<div>
<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、2014年4月に半導体工場の分社化を発表しており、イスラエルのタワージャズ社に51%の株式売却を決定</u></span></b>しています。パナソニックは合弁会社として、パナソニック・タワージャズセミコンダクター社の合弁に切り替えて、2015年の黒字を目標にしているようですね。</div>
<div>
<br /></div>
<h3>
パナソニックの半導体工場 閉鎖と生産終了</h3>
<ol>
<li>パナソニック岡山県備前市の半導体工場 2014年3月末に閉鎖</li>
<li>パナソニック鹿児島県日置市の半導体工場 2014年3月末に生産終了</li>
</ol>
</div>
<div>
パナソニックは半導体工場のうち、岡山県と鹿児島県の工場は閉鎖と生産終了を発表しています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、半導体の海外工場と国内工場のリストラを発表していましたが、さらにリストラを進める</u></span></b>ようですね。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
パナソニックは2012年と2013年の2年間で、1兆5000億円の赤字を計上しましたが、津賀社長の就任後にリストラを本格的に行っています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、アベノミクスにより不動産や株式の売却に成功しましたが、株価回復後に競争力が強化されるのか注目</u></span></b>ですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com7tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-57610676136841530532013-09-22T18:44:00.004+09:002013-09-22T18:45:30.269+09:00パナソニック中間配当予想と復配パナソニックは、中間配当復活を発表しており配当予想は5円となっています。パナソニックは期末配当は未定としていますが、業績回復と資金繰り改善の傾向が分かりますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhkw8F8w5tMHN9oTMcRX5a55Vk95ZNXwO48rRORjl94qbEoZsBgNwSYs2w4-7rxxyqPG40y9dSTbaKdpOrCFVxfXDgGZRClR542KCVtRqHENBo_IOCBTWAnco8caEzrteXNSjz5ujEYAPuX/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E4%B8%AD%E9%96%93%E9%85%8D%E5%BD%93%E4%BA%88%E6%83%B3%E3%81%A8%E5%BE%A9%E9%85%8D.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhkw8F8w5tMHN9oTMcRX5a55Vk95ZNXwO48rRORjl94qbEoZsBgNwSYs2w4-7rxxyqPG40y9dSTbaKdpOrCFVxfXDgGZRClR542KCVtRqHENBo_IOCBTWAnco8caEzrteXNSjz5ujEYAPuX/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E4%B8%AD%E9%96%93%E9%85%8D%E5%BD%93%E4%BA%88%E6%83%B3%E3%81%A8%E5%BE%A9%E9%85%8D.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)パナソニック利益と資金繰り</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-hoyu-kabu-baikyaku-shurui.html">パナソニック保有株売却種類とリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-siharai-kikan-henkou-sikinguri-akka.html">パナソニック支払期間変更と資金繰り悪化</a></li>
</ul>
パナソニックは赤字が続いていますが、2年間で1兆5000億円以上の赤字を計上しており、リストラを進めていました。パナソニックは手元の資金繰りが悪化しており、<b><span style="color: red;"><u>資金繰り確保のために保有株式の売却や支払期間の変更</u></span></b>を進めてきました。<br />
<div>
<br />
パナソニックは、リストラと株式や不動産の売却により収益も急速に改善しています。パナソニックは年金制度変更による利益を計上しており、一時的ですが第一四半期決算で大幅な利益を計上していますね。<br />
<br />
<h2>
(2)配当停止の理由と資金繰り悪化</h2>
<ol>
<li>パナソニック2013年3月期は約63年ぶりに株主配当を停止</li>
<li>株主配当は手元の現金が流出</li>
<li>株主配当の停止は業績と資金繰り悪化の証明</li>
</ol>
パナソニックは配当停止を行っていましたが、上場企業が配当停止を行うことは、業績悪化や資金繰り悪化の一つの指標になります。<b><span style="color: red;"><u>成長している企業や大規模な買収直後の企業の場合、配当するよりも企業成長による株価上昇で、株主に報いる企業</u></span></b>はあります。<br />
<br />
パナソニックのように、日本を代表する企業が業績悪化で配当を停止するということは、資金繰りがかなり悪化していたことを見る目安になります。パナソニックの配当停止が、約63年ぶりであったことからも、資金繰りが緊急事態であったことが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(3)資金調達と資金繰りの改善</h2>
<ol>
<li>パナソニックの格付け低下 新規社債の発行が困難</li>
<li>三井住友銀行を通じて銀行融資を活用</li>
<li>取引先との仕入条件を改善 取引先にとっては悪化</li>
<li>パナソニックが保有する不動産や株式の売却 アベノミクスの追い風</li>
</ol>
パナソニックは格付けの低下により、新規社債やCPによる資金調達が困難となり資金繰りが急速に悪化します。パナソニックは、<b><span style="color: red;"><u>三井住友銀行をアレンジャーとするシンジゲートローンを締結して、6000億円以上の融資枠を確保することで資金確保</u></span></b>しました。<br />
<br />
パナソニックはリストラを進めて資金調達を行っていますが、<b><span style="color: red;"><u>アベノミクスにより取引先の業績が回復をしていましたので、販売条件変更や不動産・株式の売却が大成功した</u></span></b>ようですね。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニック2013年9月中間配当復活の理由</h2>
<ol>
<li>業績回復の見込み</li>
<li>手元資金の確保</li>
<li>2013年9月中間配当は5円</li>
<li>2013年3月期末配当は未定</li>
</ol>
パナソニックは2013年9月中間配当の復活を発表していますが、<b><span style="color: red;"><u>業績回復の見込みと手元資金が確保できたことを証券市場にアナウンスした効果</u></span></b>がありそうですね。<br />
<br />
パナソニックは資産売却と同時に、大規模なリストラが追い出し部屋として話題になりましたが、業績は改善しているようですね。パナソニックは2014年3月の期末配当は未定としており、期末配当も復活すれば、業績に対する期待を持つ投資家が増えそうですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-22327589657709890042013-08-23T22:52:00.000+09:002014-05-11T20:26:09.328+09:00パナソニック支払期間変更と資金繰り悪化パナソニックが支払期間延長を要請しており、電機メーカーは自動車業界より支払条件が非常に悪いです。パナソニックやNECなどの支払い条件悪化で、下請企業に資金繰り悪化が広がるのか注目ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizM-64MhJ1KiOnR1XwJqAiLOslvQjsW-_p9hU5DjieJoaR3ECCD8xsywTaFn9nFJrnJ_ev6eVk7Z0QRtFIg3v4xQ1GS7fTveTRAvx_CYduuQ25HwPxcRa1zCDIcvL4ollqlEZfuZHxvPRv/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%84%E6%9C%9F%E9%96%93%E3%81%AE%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%A8%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizM-64MhJ1KiOnR1XwJqAiLOslvQjsW-_p9hU5DjieJoaR3ECCD8xsywTaFn9nFJrnJ_ev6eVk7Z0QRtFIg3v4xQ1GS7fTveTRAvx_CYduuQ25HwPxcRa1zCDIcvL4ollqlEZfuZHxvPRv/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%84%E6%9C%9F%E9%96%93%E3%81%AE%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%A8%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)パナソニック経営失敗とラッキー</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shakkin.html">パナソニック借金1兆円 2兆5千億円喪失(4)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-sikinnguri-sinnsou.html">パナソニック資金繰りの真相(5)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/02/panasonic-tokyo-building.html">パナソニック東京ビル売却</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-sidome-bill-baikyaku-kakaku.html">パナソニック汐留ビル売却価格と方法</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-2012-kessan-motiai-kabu-baikyaku-rieki.html">パナソニック2013年3月期決算 持ち合い株売却利益300億円</a></li>
</ul>
パナソニックは経営失敗により、2兆円以上の資金が失われ資金繰りが大きく悪化しました。パナソニックは新規社債発行が困難になったため、手元資金の不足を埋めるために、6000億円の銀行借入契約を行っています。<br />
<br />
パナソニックはリストラにより、保有資産の現金化や人員削減を行っていますが、<b style="color: red; text-decoration: underline;">たまたまアベノミクスにより不動産価格と株価が上昇</b>しました。<b style="color: red; text-decoration: underline;">パナソニックは、運良く資産売却が好調に進んだため、ラッキーな会社</b>であることが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニックが仕入先に支払い期間の延長を要請</h2>
パナソニック支払い期間の変更とリストラについて、2013年8月21日のダイヤモンド・オンラインが、<a href="http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130821-00040451-diamond-bus_all&pos=5" target="_blank">“大親分”の必死の資金改善策 パナソニックが支払い延長へ</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<ol>
<li>2013年7月上旬 大阪の説明会</li>
<li>パナソニックの主な資材メーカーの担当者を集める</li>
<li>支払い条件の見直しと それに伴う支払手段の変更のお願い</li>
<li>2013年今秋から購入代金の支払期限を30日間延長の要請</li>
<li>従来の支払い期間 105日間(90日間+翌月15日入金)</li>
<li>従後の支払い期間 135日間 <b><span style="color: red;">約1カ月間の延長</span></b></li>
</ol>
パナソニックのような<b><span style="color: red;"><u>大手企業が取引先に支払い期間を延ばすことは、優越的な地位の乱用と言われることがありますが、支払い期間が非常に遅い</u></span></b>ですね。<br />
<br />
パナソニックの2013年3月期連結売上高は7兆3000億円、売上原価が5兆4000億円ですので、<b><span style="color: red;">単純に1ヶ月で考えると4500億円近くを取引先に押し付けた</span></b>ことが分かります。パナソニック経営陣は、取引先に押し付けて確保していた手元資金を、経営失敗で喪失したことが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(3)パナの取引先で新たに資金繰り調達が必要に</h2>
<div>
<ul>
<li>パナソニックが経営失敗で資金繰り難</li>
<li>パナソニックが取引先に支払い期間を1ヶ月遅らせる</li>
<li>パナソニックの取引先は1ヶ月分の資金調達を新たに行う必要がある</li>
</ul>
</div>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a>されることが話題となりましたが、パナソニックに顧問として居座っていますが、経営失敗の影響を取引先が背負わされています。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
パナソニックの無責任な経営者により、取引先が尻拭いさせられていますが、<b style="color: red; text-decoration: underline;">パナソニックとの取引1か月分の資金調達を新たに迫られた</b>ことになりますね。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニックとNECの支払条件と自動車業界の比較</h2>
<ol>
<li>会社の説明 今回の契約の見直しは、あくまで同業他社と同レベルの水準にするもの</li>
<li>説明会資料に国内競合メーカー7社の支払期限(120~150日間)比較のグラフを作成</li>
<li>NEC2013年6月の説明会 195日に支払期限の延長</li>
<li>自動車業界の大手メーカーの支払期限 平均30~60日間</li>
</ol>
パナソニックとNECは<b><span style="color: red;"><u>資金繰りが大きく悪化しており、社債を発行できないくらいに格付けが悪化</u></span></b>していることを考えると、驚くくらいに取引条件が悪いことが分かります。<br />
<br />
自動車業界は、原価削減や技術水準が高いことが指摘されていますが、<b><span style="color: red;"><u>パナソニックよりも自動車業界の支払条件が非常によい</u></span></b>ことが分かります。<br />
<br />
<h2>
(5)パナソニックが債権流動化を考慮</h2>
<ol>
<li>パナの一部取引先メーカー 契約変更に応じないと、取引が難しいと示唆された</li>
<li>取引先の債権流動化のために旧来の手形取引を、電子記録債券システムに振り替え</li>
<li>パナソニック 今年度に約1000億円の資金創出を目指す</li>
<li>パナソニックやNECの支払期限延長で下請けに大きな影響がでる可能性がある</li>
</ol>
パナソニックなど電機業界の支払条件は悪いですが、パナソニックは債権流動化による資金繰りを考慮しているようですね(ダイヤモンドの債券流動化は字間違いと思います)。大手電機メーカーが支払い期間を延ばすということは、<b><span style="color: red;"><u>大手電機メーカーの格付け低下による債権の劣化と合わせて、下請けが資金繰りに苦労する</u></span></b>ということですね。<br />
<br />
銀行の経営改善とアベノミクスにより融資は積極的になっていますので、優良企業は問題なさそうですが、電機業界に大きな影響がでるかもしれませんね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/09/panasonic-chukan-haitou-yosou-fukuhai.html">パナソニック中間配当予想と復配</a>を見ると、パナソニックの資金繰りが改善していることが分かります。パナソニックは、取引先の販売条件変更や手元資産の売却で、手元資金を確保しており配当復活が行えるようになっています。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2014/05/panasonic-2014-kessan-kuroji-riyu.html">パナソニック2014決算黒字の理由</a>をまとめましたが、パナソニックは業績が回復しており、リストラに一定の目処をつけたことが分かります。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックの支払期間変更は、取引先に大きな負担となっていますが、新規市場開拓により下請けと共に成長できるのか注目</u></span></b>ですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-50251627591735702512013-08-16T22:08:00.001+09:002013-08-16T22:08:54.977+09:00パナソニックITCN株売却リストラの理由パナソニックITCN株売却リストラの理由を見ると、ドコモのツートップ戦略が大きく影響しています。パナソニックはドコモのスマホをリストラしますが、ITCNはドコモショップを運営しており、投資効果が薄いと判断したのでしょうね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニックの携帯電話事業リストラ</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/04/panasonic-india-sumaho-hanbai.html">パナソニック インドでスマホ販売</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-keitai-denwa-docomo-risutora.html">パナソニック携帯電話ドコモ向けリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-docomo-sumaho-tettai.html">パナソニック ドコモのスマホ撤退</a></li>
</ul>
パナソニックは携帯電話事業のリストラを決めていますが、ドコモのツートップ戦略にパナソニックの携帯電話が採用されなかったこが大きな要因ですね。<br />
<br />
パナソニックはドコモのツートップ戦略から外れたことで、販売台数が激減しており、携帯電話事業の赤字が大幅に拡大しています。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニックがアイ・ティー・シーネットワークの株式売却</h2>
パナソニックITCN株売却の理由について、平成25年8月9日の<a href="http://www.itcnetwork.co.jp/" target="_blank">アイ・ティー・シーネットワーク</a>が、その他の関係会社及び主要株主の異動に関するお知らせを発表しているので見てみましょう。<br />
<ol>
<li>携帯電話販売店の運営</li>
<li>アイ・ティー・シーネットワーク</li>
<li>東証一部上場9422</li>
<li>アイ・ティー・シーネットワークが自己株式立会外買付取引でパナソニックから自社株買い</li>
<li>パナソニックの売却価格は90億円 11184600株</li>
</ol>
パナソニックがアイ・ティー・シーネットワークの株式を、時間外取引で売却しています。パナソニックはドコモ向けスマホから撤退を発表していますが、<b><span style="color: red;"><u>アイ・ティー・シーネットワークはドコモショップなどの運営を行っていますので、ドコモとの取引は優先度が低下</u></span></b>したことが分かります。<br />
<br />
<h2>
(3)パナソニック モバイルコミュニケーションズとITCNの関係</h2>
<ul>
<li>平成25年4月1日現在</li>
<li>パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社 (PMC)</li>
<li>事業内容 携帯電話端末の企画、開発、生産、販売</li>
<li>資本金 57 億円</li>
<li>大株主及び持株比率 パナソニック株式会社 100.00%</li>
<li>資本関係 <b><span style="color: red;"><u>当社株式を20.00%保有するその他の関係会社及び主要株主</u></span></b></li>
<li>人的関係 <b><span style="color: red;"><u>社外取締役1名を招聘</u></span></b></li>
<li>取引関係 携帯電話等の販売支援業務を受託</li>
</ul>
パナソニックは子会社のパナソニック モバイルコミュニケーションズが、ITCNと資本関係にあり社外取締役も派遣していたようですね。パナソニックがITCNの株式を保有するきっかけと、ITCNの行っている事業について、簡単に見てみましょう。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニックがITCN株を保有する経緯</h2>
<ol>
<li>ITCNは全国でドコモショップを運営</li>
<li>パナソニックの携帯電話事業は苦戦、販売店に出資のメリット低下</li>
<li>2012年10月 ITCNが、PMCの100%子会社のパナソニックテレコムを吸収合併</li>
<li>第二位株主は伊藤忠商事 伊藤忠商事系の携帯電話販売会社</li>
</ol>
パナソニックがITCN株を保有する経緯を見ると、PMC傘下の携帯電話販売会社をITCNが吸収合併したことがきっかけです。<br />
<ul>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/07/galaxy-fuguai-docomo-hyouban-akka.html">GALAXY不具合でドコモ評判悪化</a></li>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/08/docomo-samsung-tettai-fubai-riyu.html">ドコモ サムスン撤退と不買理由</a></li>
</ul>
パナソニックITCN株売却の理由は、ドコモショップとの相乗効果が見込めないうえに、ドコモ向けのスマホから撤退したことですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-89218016760962176612013-08-15T11:21:00.000+09:002014-01-19T22:54:44.980+09:00パナソニック群馬三重で回路基盤事業リストラパナソニックが、群馬工場と三重工場の回路基盤事業リストラを発表しています。パナソニックはリストラで、回路基盤事業の海外生産比率が30%から80%超に高まることになります。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニックのリストラ</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-bonus-2013-risutora.html">パナソニック ボーナス2013をリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-tbs-drama-waku-cm-risutora.html">パナソニックTBSドラマ枠とCMリストラ</a></li>
</ul>
パナソニックは経営者の経営失敗で、リストラを大幅に進めています。パナソニックは三洋電機買収に1兆円近い資金を投入しましたが、減損損失とリストラを見ると買収に失敗していることが分かります。<br />
<br />
パナソニックは2013年度の当期利益黒字化に向けて、事業改革を進めていますが、採算の悪化した事業のリストラを継続しています。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニック回路基板事業を海外移転</h2>
パナソニック群馬三重でリストラについて、2013年8月14日の東京新聞が、<a href="http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013081401001338.html" target="_blank">パナ、群馬と三重は生産終了へ 回路基板を海外移管</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックが赤字の回路基板事業に関し、群馬、三重の工場での生産を2013年度内に終える計画であることが14日、分かった。<b><span style="color: red;">ベトナムと台湾の拠点に生産を移して</span></b>コストを削減し、収益改善を目指す。</blockquote>
パナソニックは、回路基板事業の海外移転を進めるようですね。パナソニックのような日本の大手電機メーカーは、民主党政権による為替レート円高ドル安誘導により海外移転を進めてきましたが、リストラにより事業整理に乗り出すようですね。<br />
<br />
<h2>
(3)パナソニックの回路基板工場の状況</h2>
<div>
<ol>
<li>山梨県南アルプス市 <b><span style="color: red;">生産継続</span></b></li>
<li>群馬県大泉町 回路基板事業の生産終了</li>
<li>三重県松阪市 回路基板事業の生産終了 開発のみ継続</li>
<li>大阪府門真市 生産を終了</li>
</ol>
</div>
<div>
パナソニックの回路基盤工場の生産状況を見ると、山梨県南アルプス市以外での生産終了を決めており、業績悪化により生産継続の余力が失われていますね。</div>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shainn-risutora.html">パナソニック社員 リストラ70,000人</a>(3)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shakkin.html">パナソニック借金1兆円 2兆5千億円喪失</a>(4)</li>
</ul>
パナソニックは経営者の失敗により、深刻な赤字になっており財務状況が悪化しています。パナソニックのリストラ継続は、前経営者の経営失敗による影響が大きいと言えますね。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニックは今回は人員削減は行わず</h2>
<blockquote class="tr_bq">
生産終了に伴う人員削減は行わず、<b><span style="color: red;">配置転換などで対応</span></b>する。</blockquote>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a>(1)が話題になりましたので、配置転換の内容が気になりますね。パナソニックが群馬と三重工場の社員を、山梨県に異動させるのか、グループ会社に異動となるのか気になるところです。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2014/01/panasonic-handoutai-koujo-risutora.html">パナソニック半導体工場をリストラ</a>でまとめましたが、パナソニックは半導体工場の分社化と売却、閉鎖で対応していることが分かります。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、半導体関連事業をリストラすることで、外部委託を積極的に行う方針である</u></span></b>と言えますね。<br />
<br />
<h2>
(5)パナソニック回路基板の海外生産比率がほとんどに</h2>
<div>
<ol>
<li>2012年度パナソニック回路基盤の海外生産比率 30%</li>
<li>2013年度パナソニック回路基盤の海外生産比率 80%</li>
<li>2015年度パナソニック回路基盤の海外生産比率 85%</li>
</ol>
</div>
<div>
パナソニックは、群馬工場と三重工場の回路基盤事業リストラによって、海外生産比率が大きく高まっています。パナソニックなど日本を代表する大手企業の海外生産拡大により、下請けの中小企業経営に悪い影響がでるのか気になりますね。</div>
<div>
<ul>
<li>外需 パナソニックの輸出が為替レート円高ドル安で採算悪化</li>
<li>内需 パナソニックの<b><span style="color: red;">下請企業も輸出採算悪化の影響を間接的に受ける</span></b></li>
</ul>
</div>
<div>
パナソニックと取引を行う下請企業は、内需取引になりますので、為替レート円高ドル安による輸出採算が悪化すれば内需企業でも影響を受けることが分かります。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-49372613236772533022013-08-06T05:29:00.002+09:002013-08-16T22:14:21.777+09:00パナソニック ドコモのスマホ撤退パナソニックがドコモのスマホ撤退を決断しており、ドコモのツートップ戦略が影響しています。パナソニックはスマホの販売台数が、想定の3割で赤字が拡大したことがリストラの理由ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニック過去最高利益と携帯電話の赤字</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/04/panasonic-india-sumaho-hanbai.html">パナソニック インドでスマホ販売</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-keitai-denwa-docomo-risutora.html">パナソニック携帯電話ドコモ向けリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a></li>
</ul>
パナソニックは業績悪化によりリストラを進めていますが、2013年第1四半期決算は過去最高利益となっており、業績が回復しています。パナソニックの業績を見ると、好調な企業向け事業と年金制度変更による一時的な利益が業績を押し上げています。<br />
<br />
パナソニックの決算を見ると、携帯電話事業が想定以上に赤字が拡大しており、リストラを検討しることがすでに報じられていました。<br />
<br />
<h2>
(2)パナ、ドコモ向けスマホ供給中止</h2>
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックがNTTドコモに対し、<b><span style="color: red;">今冬のスマホの新製品供給を見送ると正式に伝えたことが判明</span></b>。</blockquote>
パナソニックは、ドコモのスマホ撤退を伝えたことを、2013年8月5日の共同通信が報じています。ドコモはソニーとサムスンのスマホを優遇して販売していましたが、他社に影響がでていますね。<br />
<ul>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/07/docomo-waribiki-hanbai-kishu-kouchou.html" target="_blank">ドコモ割引販売の機種好調</a></li>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/07/nec-sumaho-tettai-docomo-eikyou.html" target="_blank">NECスマホ撤退 ドコモの影響</a></li>
</ul>
ドコモの取引先として、NECは携帯電話の供給を続けて蜜月関係を築いていましたが、スマホ撤退を決断しており、パナソニックもそれに続いた形になります。<br />
<br />
<h2>
(3)パナソニックが携帯電話販売台数の下方修正</h2>
<div>
<ol>
<li>2014年3月期 スマホ130万台の販売計画 3ヶ月で32.5万台</li>
<li>2013年4~6月期 販売台数10万台 想定の3割 年間販売計画の進捗率7.7%</li>
<li><b><span style="color: red;">2014年3月期の年間の販売見通しを22万台に引き下げ</span></b></li>
</ol>
</div>
<div>
パナソニックはスマホ販売台数が、ドコモのツートップ戦略が直撃しており、売上高が激減しています。パナソニックは、<b><span style="color: red;"><u>販売計画に対して進捗率7.7%しかないため、販売見通しの下方修正と撤退を決断した</u></span></b>ようですね。</div>
<div>
<br /></div>
<h2>
(4)パナソニックの携帯電話事業が業績悪化</h2>
<ol>
<li>2013年3月期 81億円の赤字</li>
<li>2014年3月期 11億円の赤字の計画</li>
<li>2013年第一四半期売上高14%減少 赤字幅も17億円拡大</li>
</ol>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a>でしたが、携帯電話事業が業績予想から大きく悪化しています。パナソニックは経営再建に向けて、黒字の見込みのない事業は積極的にリストラを行っていますが、ドコモ向けスマホが対象になっていますね。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは企業向け製品の販売重視が経営方針であり、赤字事業でしたのでリストラ対象の可能性がありました</u></span></b>が、ドコモのマーケティングにとって痛手になりそうですね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-itcn-kabu-baikyaku-riyu.html">パナソニックITCN株売却リストラの理由</a>を見ると、ドコモとの取引が希薄になることで、投資メリットが低下したことが売却理由でしょうね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-24632379760053605222013-07-31T22:22:00.003+09:002014-05-11T20:23:55.315+09:00パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高となっていますが、為替レート円安ドル高と年金制度変更による一時的な利益が大きな要因となっています。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニックのリストラ</h2>
<ol>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a>(1)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-keitai-denwa-docomo-risutora.html">パナソニック携帯電話ドコモ向けリストラ</a></li>
</ol>
パナソニックは業績悪化と経営失敗により、70000人を超える社員のリストラが行われています。パナソニックのリストラは、追い出し部屋として話題になりましたが、経営失敗した役員は18億円の退職金を受け取ったことで話題になりましたね。<br />
<br />
パナソニックは業績回復に向けてリストラを継続していますが、ドコモ向けの携帯電話リストラについても報道されています。パナソニックの積極的なリストラは報道されていましたが、業績改善に目処をつけつつあるようですね。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニック営業利益が大幅改善</h2>
パナソニック決算2013第一四半期が好調について、2013年7月31日の時事通信が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130731-00000184-jij-bus_all" target="_blank">パナソニック、営業益66%増=太陽電池、車載機器が好調―4~6月期決算</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックが31日発表した2013年4~6月期連結決算(米国会計基準)は、本業のもうけを示す<b><span style="color: red;">営業利益が前年同期比66.3%増の642億円</span></b>に大幅改善した。</blockquote>
パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高となっていますが、営業利益も大幅に増益となっていることが分かります。<br />
<ol>
<li>営業利益 主に本業</li>
<li>経常利益 営業利益に銀行や社債の利息などを含める</li>
<li><b><span style="color: red;"><u>当期利益 経常利益に一過性の損益などを含める</u></span></b></li>
</ol>
パナソニックの利益について考えるときに、利益の種類について簡単にまとめると上記のようになりますが、大幅に増益となっている理由について見てみましょう。<br />
<br />
<h2>
(3)本業の好調と年金制度変更による特別利益</h2>
<blockquote class="tr_bq">
人件費などの固定費圧縮に加え、太陽電池や車載機器など企業向け事業の好調が寄与した。<b><span style="color: red;">年金制度変更に伴う一時的な利益798億円の計上</span></b>で、純利益は8.4倍の1078億円と四半期ベースで過去最高となった。売上高は0.6%増の1兆8245億円とほぼ横ばいだった。</blockquote>
パナソニックは営業利益が好調ですが、企業向けの事業が好調であることが大きく寄与しているようですね。パナソニックの利益で注目なのは、<b><span style="color: red;">純利益が大きく伸びていることですが、年金制度変更による利益が大きく押し上げており、これは利益の一時的な伸び</span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(4)為替レート円安の影響で増収</h2>
<blockquote class="tr_bq">
部門別の売り上げは、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の価格引き下げ前の駆け込み需要で、太陽電池が大幅増加し、関連の住宅事業も伸びた。<b><span style="color: red;">円安を受けてカーナビなど車載関連事業も増収</span></b>となり、これら事業の営業利益は2倍以上に拡大した。</blockquote>
パナソニックは為替レート円安ドル高により、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-siromono-kaden-enyasu-kokunai-seisan-zouka.html">パナソニック白物家電 円安で国内生産増加</a>を発表していますので、雇用増加が見込めます。パナソニックは日本を代表する電機メーカーで輸出が多いので、為替レート変動の影響によって、競争力の強化と利益の増加を達成していますね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/09/panasonic-chukan-haitou-yosou-fukuhai.html">パナソニック中間配当予想と復配</a>を行う前に、持ち合い株式や不動産の売却、取引先の販売条件変更により手元資金を確保しています。パナソニックの資産リストラは、アベノミクスによる景気回復局面が重なったことで成功しており、様々な面で恩恵を受けていると言えますね。<br />
<br />
<h2>
(5)スマホはドコモの戦略で不調</h2>
<blockquote class="tr_bq">
一方、スマートフォン(多機能携帯電話)の販売はNTTドコモが夏商戦の主力商品を絞り込んだ影響で低迷し、<b><span style="color: red;">携帯電話事業は損失が広がった</span></b>。</blockquote>
パナソニックはドコモ向けスマホのリストラを検討していますが、<a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/07/nec-sumaho-tettai-docomo-eikyou.html" target="_blank">NECスマホ撤退 ドコモの影響</a>を見るとサムスン優遇の不満が家電メーカーで高まっている可能性がありますね。<br />
<ol>
<li>2013年3月期 81億円の赤字</li>
<li>2014年3月期 11億円の赤字の計画</li>
<li>2013年第一四半期売上高14%減少 赤字幅も17億円拡大</li>
</ol>
<div>
パナソニックの携帯電話事業は、NECと同様に、ドコモのツートップ戦略による影響を大きく受けており赤字が拡大していますので、撤退の可能性が増していますね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-itcn-kabu-baikyaku-riyu.html">パナソニックITCN株売却リストラの理由</a>を見ると、ドコモのスマホ撤退と赤字で、ドコモショップに対して出資をするメリットが薄れたのでしょうね。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<h2>
(6)携帯電話事業は撤退を検討</h2>
<blockquote class="tr_bq">
東京都内で記者会見した河井英明常務は「<b><span style="color: red;">現状のままで収益改善が図れるとは思っておらず、近々に方向性を出したい</span></b>」と述べ、携帯電話事業の新たな構造改革策を早急に示す方針を示した。</blockquote>
パナソニックは携帯電話事業からの撤退を検討しているようですが、他の事業も為替レート円安ドル高の恩恵がなければ、減収減益の可能性が高いようですね。パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高ですが、今期決算でV字回復を達成できるのかどうか正念場になりそうですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-docomo-sumaho-tettai.html">パナソニック ドコモのスマホ撤退</a>を正式に伝えたと報じられていますが、販売台数が計画の30%で赤字拡大と事業が悪化しています。パナソニックは事業見通しと決算への影響を判断して、撤退を決断したようですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2014/05/panasonic-2014-kessan-kuroji-riyu.html">パナソニック2014決算黒字の理由</a>をまとめましたが、2013年第一四半期利益が過去最高の勢いを維持したようですね。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、アベノミクスによる追い風が業績回復に繋がりましたので、2015年3月期決算に向けての経営戦略と業績が正念場になる</u></span></b>と言えそうですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-63787092254109271402013-07-28T11:58:00.001+09:002013-08-15T11:25:51.822+09:00パナソニックTBSドラマ枠とCMリストラパナソニックがTBSドラマ枠のCMリストラを発表しています。パナソニックは企業向けの製品にシフトすることを発表していますが、大手企業は業績悪化でテレビCM離れが加速しているようですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニック業績悪化と広報戦略の変化</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/isikawa-ryou-panasonic-keiyaku.html">石川遼とパナソニックが契約終了</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-kyarypamyupamyu-sakioto.html">きゃりーぱみゅぱみゅ パナソニックのゲーム 咲音キャッチャーがおもしろい</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/kiyomizudera-light-up-led.html">清水寺ライトアップ パナソニックのLED</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-cm-tv-kyohi-riyu.html">パナソニックCM TV拒否の理由</a></li>
</ul>
パナソニックは業績悪化により経費削減を行っていますが、広報戦略に変化が生じています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックはゴルフメーカーではありませんが、プロゴルファーと契約を行っており宣伝効果がどの程度であったのかも不明</u></span></b>で、役員の道楽の可能性もありました。<br />
<br />
パナソニックの宣伝方法を見ると、スポンサー契約やテレビCMに固執しない方法で広告宣伝を行っていることが分かりますので、費用対効果を考えた可能性がありますね。<br />
<br />
<h2>
(2)水戸黄門や大岡越前などを提供</h2>
パナソニック、TBSドラマ枠とCM見直しについて、2013年7月27日の朝日新聞デジタルが、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130727-00000045-asahi-soci" target="_blank">パナソニック、57年間の1社提供に幕 TBSドラマ枠</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックが、「明るいナショナル」のキャッチコピーで広く知られ、<b><span style="color: red;">時代劇「水戸黄門」「大岡越前」などの名作を放送</span></b>してきたTBS系の月曜夜のドラマ枠への1社提供を、今秋で取りやめることがわかった。</blockquote>
パナソニックはTBSドラマ枠で、時代劇の水戸黄門や大岡越前などの、ドラマ枠を1社提供していたようですね。パナソニックなど、大手企業はテレビCMのスポンサー枠などを購入していますが、テレビ広告の価値に疑念が持たれている可能性がありますね。<br />
<br />
<h2>
(3)家電から企業向け製品重視の影響</h2>
<blockquote class="tr_bq">
同社の主力事業が家電から、自動車や住宅関連などの企業向け製品にシフトする中、テレビCMのあり方を見直した結果だという。</blockquote>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-bunya-tousi.html">パナソニック自動車分野に投資</a>(1)など、家電事業から企業向け製品を重視していく経営方針を発表しています。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-tv-kakaku-geraku-akaji.html">パナソニックテレビ価格下落と赤字</a>(5)により、テレビなど家電事業から撤退を決断したようですね。<br />
<br />
<h2>
(4)経営失敗による宣伝費の削減</h2>
<div>
<blockquote class="tr_bq">
パナソニック広報は「ブランドイメージを高める役割は果たした」とコメント。<b><span style="color: red;">巨額の赤字を受けて同社が宣伝費を絞り込んでいる</span></b>ことも背景にある。</blockquote>
パナソニックは経営失敗した役員に対して、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a>したことが批判されています。パナソニックの業績悪化は原因となった役員以外は、従業員や事業のリストラ、経費削減という形で反映されていますね。<br />
<br />
<h2>
(5)TBSは複数スポンサーで放送</h2>
<blockquote class="tr_bq">
TBSは今後、当面はドラマ枠を維持する方針だが、10月改編以降は「<b><span style="color: red;">パナソニックを含む複数のスポンサーで放送する</span></b>」(広報)という。</blockquote>
パナソニックの1社提供リストラ後は、複数スポンサーで放送する方針のようですね。パナソニックのCMリストラにより、業績が悪化している他社も、広告宣伝費削減の流れが加速するのか注目ですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-gunma-mie-kairo-kiban-jigyou-risutora.html">パナソニック群馬三重で回路基盤事業リストラ</a>を発表しており、事業部門や広告宣伝費のリストラなどが聖域なく行われていることが分かりますね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-86169670035835015092013-07-23T17:13:00.002+09:002013-08-15T11:24:39.443+09:00パナソニック ボーナス2013をリストラパナソニックがボーナスを2013年にリストラすることを発表しています。パナソニックは、社員のリストラや賞与削減を行っていますが、役員は多額の退職金を受け取っており、大赤字の責任を社員が負った形ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニック社員のリストラと役員報酬</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shainn-risutora.html">パナソニック社員 リストラ70,000人</a>(3)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a>(1)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-hoyu-kabu-baikyaku-shurui.html">パナソニック保有株売却種類とリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-houshu.html">パナソニック役員報酬15億円</a></li>
</ul>
パナソニックは社員のリストラを業績悪化で行っていますが、追い出し部屋を用いたリストラが話題になりました。パナソニックは社員のリストラと並行して資産売却を進めており、保有株の売却で手元資金の捻出を進めています。<br />
<br />
パナソニックの社員はリストラで、多数の社員が退職していますが、役員は多額の退職金を得ており、社会的に厳しい目が向けられていますね。<br />
<br />
<h2>
(2)賞与を平均2割削減</h2>
パナソニックのボーナス2013をリストラについて、2013年7月23日の時事通信が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130723-00000010-jij-bus_all" target="_blank">一時金2割削減で合意=諸手当も圧縮―パナソニック</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックが、2013年度の従業員の一時金について、<b><span style="color: red;">平均2割削減することで労働組合と合意</span></b>したことが22日、分かった。</blockquote>
パナソニックが賞与の削減で労働組合と合意したようですが、労働条件の変更により社員の給与が大きく下がるようですね。<br />
<br />
パナソニックは業績悪化で、リストラを進めてきましたが、役員が多額の退職金を受け取る中で社員の給与が減少していることが分かります。<br />
<br />
<h2>
(3)労働時間延長や手当の削減</h2>
<blockquote class="tr_bq">
また、14年3月まで<b><span style="color: red;">所定労働時間を1日当たり15分延長し賃金を実質的に数パーセント削減することや、残業や出張の手当を減額</span></b>することでも労使は合意。既に適用を始めた。</blockquote>
パナソニックはボーナス削減の他に、労働時間延長や手当の減少により、人件費の削減を進めていることが分かります。<br />
<ol>
<li>労働時間の15分延長 8時間労働で15分の残業代削減とすれば5%前後の効果</li>
<li>残業の削減 残業時間の生産性について</li>
<li>出張手当の減額</li>
</ol>
パナソニックは人件費の削減でリストラを行っていますが、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-houshu.html">パナソニック役員報酬15億円</a>の高コストを社員が負担する形となっていますね。<br />
<br />
<h2>
(4)ボーナスは事業部門ごとの業績連動</h2>
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックの一時金は、<b><span style="color: red;">事業部門ごとに業績に連動</span></b>して決める。</blockquote>
パナソニックのボーナスは、事業部門ごとに業績連動するようですので、プラズマテレビなどを抱える家電部門は、大きく削減されるのかもしれないですね。<br />
<br />
<h2>
(5)パナソニックの大赤字と賞与</h2>
<blockquote class="tr_bq">
春闘で<b><span style="color: red;">労組側は、電機連合の統一要求である賃金4カ月分以上の一時金の確保</span></b>を求め、いったんは要求通り妥結したが、会社側が追加削減の協議を申し入れ、交渉を続けていた。 </blockquote>
<b><span style="color: red;"><u>パナソニック労働組合はリストラによる雇用削減に対して目立った成果はない</u></span></b>ですが、会社が経営危機の中で賃金4か月分以上のボーナスを要求しているようですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-nenshu-hikisage.html">パナソニック年収引き下げとリストラ</a>を見ると、平均年収は790万円となっていますので、かなりの金額であることが分かります。パナソニックの労働組合が、社員のリストラとボーナス要求を考慮したのかは不明ですが、労働組合が機能していないことが分かりますね。<br />
<br /><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-gunma-mie-kairo-kiban-jigyou-risutora.html">パナソニック群馬三重で回路基盤事業リストラ</a>を発表しており、国内事業の再編が続いていることが分かりますね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-82634192120256982262013-07-19T15:39:00.002+09:002013-07-19T15:40:19.342+09:00パナソニック自動車部品カルテルで罰金パナソニックが自動車部品の価格カルテルを、10年以上行っており罰金を支払っています。パナソニックは自動車部品事業の強化を掲げていますが、日系企業との取引に価格カルテルがどのような影響を与えるのか気になりますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニック自動車部品事業</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-bunya-tousi.html">パナソニック自動車分野に投資(1)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-buhin-jigyou-kyousouryoku-takai.html">パナソニック自動車部品事業の競争力が高い(4)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-risutora-kazu.html">パナソニック自動車でリストラ追加の人数</a></li>
</ul>
パナソニックは自動車部品事業を強化することを経営課題としていますが、並行して採算悪化の分野はリストラを進めており、経営の柱として育てていくことを明確化しています。<br />
<br />
パナソニックの津賀社長は、自動車関連事業の出身ですが、価格カルテルにどの程度関与していたのか気になるところですね。<b><span style="color: red;"><u>価格カルテルは、日本では談合という言葉で有名</u></span></b>ですので、聞いたことのある方が多いのではないでしょうか。<br />
<br />
<h2>
(2)パナと三洋電機が自動車部品の価格カルテルで罰金に同意</h2>
パナソニック自動車部品カルテルで罰金について、2013年7月19日の産経新聞が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130719-00000507-san-bus_all" target="_blank">パナと三洋が罰金57億円 自動車部品カルテルで米当局に</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
米司法省は18日、パナソニックと子会社の三洋電機が自動車部品などの価格カルテルへの関与を認め、計約5600万ドル(約57億円)の罰金の支払いに同意したと発表した。</blockquote>
パナソニックと三洋電機が、自動車部品の価格カルテルで罰金に同意していますが、その内容について見てみましょう。三洋電機はパナソニックの子会社ですので、罰金の支払いはパナソニックの業績に悪い影響を与えることになりますね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/tv-jigyou-bakkinn-kakaku.html">パナソニック テレビ事業の罰金価格がすごい</a>ことをまとめましたが、自動車部品事業の罰金など価格カルテルによる負の遺産が気になりますね。<br />
<br />
<h2>
(3)日系自動車メーカーに対して長期の価格カルテル</h2>
<blockquote class="tr_bq">
司法省によると、パナソニックは少なくとも<b><span style="color: red;">2003年9月から10年2月にかけて、トヨタ自動車や北米のトヨタ関連会社に販売したスイッチなどの部品</span></b>についての価格入札で共謀。さらに、<b><span style="color: red;">少なくとも1998年7月から2010年2月にかけては、ホンダとマツダ、日産自動車のそれぞれの北米法人に納入した自動車部品でもカルテルに関与</span></b>したとしている。</blockquote>
パナソニックの自動車部品カルテルは、北米の日系自動車メーカーに対して行われており、期間もかなりの長期になっていますね。<br />
<ol>
<li>1998年7月から2010年2月 ホンダ、マツダ、日産自動車の北米法人 HIDバラスト</li>
<li>2003年9月から2010年2月 トヨタ自動車や北米のトヨタ関連会社 ワイパーやスイッチ類、ステアリング角度センサーなど</li>
</ol>
パナソニックは日系自動車メーカーに対して、10年以上の長期間、価格カルテルを行っていることが分かります。パナソニックは、自動車部品事業の強化を経営方針としていますが、<b><span style="color: red;"><u>自動車部品カルテルが自動車メーカーとの関係にどのような影響を与えるのか</u></span></b>注目ですね。<br />
<br />
<h2>
(4)三洋電機はリチウム電池の価格操作で罰金</h2>
<blockquote class="tr_bq">
また、三洋電機は07年4月ごろから08年9月ごろにかけて、韓国のLG化学などと共謀し、ノート型パソコンに使われる<b><span style="color: red;">リチウム電池の価格操作に関与</span></b>。LG側も罪を認め、罰金105万6千ドルの支払いに同意したという。</blockquote>
パナソニックの子会社である三洋電機は、リチウム電池の価格操作で罰金となっていますが、韓国企業と価格操作を行っています。三洋電機は、リチウムイオン電池で高い世界シェアを保有していましたので、価格操作が可能だったのではないでしょうか。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a>していますが、8000億円前後の買収失敗による業績への打撃が続いており、資産査定が十分ではなかったことが分かりますね。三洋電機は、今回のカルテルによる罰金は1070万ドルのようですね。<br />
<br />
<h2>
(5)アメリカ当局が日本企業の国際カルテルの捜査</h2>
<blockquote class="tr_bq">
司法省や連邦捜査局(FBI)は、日本企業などが関わった自動車部品の国際カルテルをめぐり独占禁止法(反トラスト法)違反容疑で捜査を進めている。</blockquote>
アメリカ当局が日本企業の国際カルテルの捜査を進めていますが、パナソニックと三洋電機以外にも多数の企業の名前が浮上しています。<br />
<ol>
<li>ダイヤモンド電機</li>
<li>東海理化</li>
<li>日本精機</li>
<li>フジクラ</li>
<li>古河電気工業</li>
<li>矢崎総業</li>
<li>デンソー</li>
<li>オートリブ</li>
<li>TRWドイッチュラント・ホールディングス</li>
<li>G・S・エレクテック</li>
</ol>
パナソニック以外の企業を見ると、自動車部品メーカーとして有名な企業が多数含まれていますね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a>(1)が行われていますが、経営陣の失敗による罰金が業績に打撃を与えており、責任者がリストラされるのか注目ですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-69828056274482501202013-07-07T01:49:00.003+09:002013-07-28T12:07:35.922+09:00パナソニックCM TV拒否の理由パナソニックのCMをTV局が拒否しましたが、その理由はインターネットに対する脅威のようですね。番組放送中に、都合の悪い情報を指摘されることを、テレビ局が恐れたと言われても仕方がないですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiqt60xvxM4c4m8K7OcZbJo7rlGCEEj36JJ-G6TUMdTwdLiIk2svuJFRJ-RA1qbuuFyk95P8C4bq2ZcWZuWs7wyB3xKtiX53QBYVqnIzw2BKWJICf3-oIo9VFAdvw3U8A1RGOUKY-sNqugB/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AFCM+TV%E6%8B%92%E5%90%A6%E3%81%AE%E7%94%BB%E5%83%8F.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiqt60xvxM4c4m8K7OcZbJo7rlGCEEj36JJ-G6TUMdTwdLiIk2svuJFRJ-RA1qbuuFyk95P8C4bq2ZcWZuWs7wyB3xKtiX53QBYVqnIzw2BKWJICf3-oIo9VFAdvw3U8A1RGOUKY-sNqugB/s1600/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AFCM+TV%E6%8B%92%E5%90%A6%E3%81%AE%E7%94%BB%E5%83%8F.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)パナソニックCM女優</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/11/panasonic-cm-joyuu-risutora.html">吉瀬美智子 パナソニックのCM女優からリストラの噂</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/koyuki-kankoku-taiho-panasonic.html">小雪 韓国出産で逮捕騒動とパナソニックCM</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/02/yosise-mitiko-shussan-panasonic-cm.html">吉瀬美智子妊娠出産とパナソニックCM</a></li>
</ul>
パナソニックCM女優を見ると、吉瀬美智子さんや小雪さんが有名ですね。パナソニックの広告宣伝費は、日本企業の中でも上位ですので、マスコミ業界にとってお得意様と言えます。<br />
<br />
パナソニックのCMをTVが拒否していますが、その理由について見てみると、インターネットに対してテレビ局が脅威をもっているのが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニックのテレビが技術ルールに違反</h2>
パナソニックCM TV拒否の理由について、2013年07月06日毎日新聞が、<a href="http://mainichi.jp/enta/news/20130707k0000m020039000c.html" target="_blank">民放各局:パナ新型TVのCM拒否 電源ONでネット表示</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
テレビの電源を入れると、<b><span style="color: red;">放送番組とインターネットのサイトなどが画面に一緒に表示されるのは、関係業界で定めた技術ルールに違反</span></b>するとして、民放各局がパナソニックの新型テレビのCM放映を拒否していることが6日、分かった。</blockquote>
パナソニックのテレビが技術ルールに違反することで、CM放映拒否の理由のようですが、その内容を見ると、番組とインターネットのサイトが表示されるのが違反のようですね。<br />
<br />
テレビよりもインターネットで、コンテンツを楽しんでいる方が多いと思いますが、テレビとインターネットの融合が進まない理由が、訳の分からないルールがあることが原因と分かります。<br />
<br />
<h2>
(3)テレビ局がパナソニックのCMを拒否</h2>
<blockquote class="tr_bq">
大手広告主の<b><span style="color: red;">CMを各局が流さない</span></b>のは極めて異例。</blockquote>
テレビ局がパナソニックのCMを拒否したようですが、テレビ局がインターネットに対して脅威を覚えているのが分かりますね。<br />
<br />
テレビ録画後にCMや番組の面白くない部分をスキップする方は多いと思いますので、この機能がなくても、テレビを見ない人は多いと思うのですが、テレビ局は許せなかったようです。<br />
<br />
<h2>
(4)スマートビエラシリーズの特徴</h2>
<blockquote class="tr_bq">
放送関係者らによると、問題のテレビは4月発売の「スマートビエラ」シリーズ。テレビをつけると、<b><span style="color: red;">放送中の番組の下と右にサイトやネット動画などが並び、リモコン操作で簡単にアクセスできるようにする機能</span></b>がある。</blockquote>
パナソニックが拒否されたCMは、スマートビエラですが、放送中の番組の周りにサイトやSNSボタンがありますね。パナソニックのCMが拒否されたのは、テレビ局にとってインターネットを通じて都合の悪い情報が拡散するのを防ぎたかったと言われても仕方がないですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-tbs-drama-waku-cm-risutora.html">パナソニックTBSドラマ枠とCMリストラ</a>を発表しており、巨額の赤字により、広告宣伝の方法について新しい方法を模索しているようですね。Unknownnoreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-65198043751098418692013-07-05T23:55:00.001+09:002013-07-05T23:55:44.779+09:00パナソニック スロベニア家電メーカーに出資パナソニックが、スロベニアの家電メーカーであるゴレニエに出資したことが報じられています。パナソニックは企業買収や大型設備投資に失敗が続いていますので、出資目的が気になりますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニック買収失敗とリストラ</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-sidome-bill-baikyaku-kakaku.html">パナソニック汐留ビル売却価格と方法</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-jigyou-baishu-kentou-riyu.html">パナソニック自動車部品事業の買収検討理由</a>(3)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-tv-jigyou-akaji-tousi-sippai.html">パナソニック テレビ事業の赤字と投資失敗</a>(5)</li>
</ul>
パナソニックは、三洋電機や松下電工の買収に失敗しており、リストラにより人員削減やビルの売却を行っています。パナソニックは買収失敗だけでなく、テレビ事業で巨額の赤字を計上しており、投資価値を算定する力があるのか怪しいですね。<br />
<br />
パナソニックは自動車部品事業で買収を検討していることを、津賀社長が明言していますが、海外の電機メーカーに出資する話があるようですね。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニックがゴレニエに出資</h2>
パナソニック、ゴレニエに出資について、2013年7月5日ロイターが、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130705-00000100-reut-bus_all" target="_blank">パナソニック、スロベニアの家電メーカーに出資へ</a>報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックは、スロベニアの家電メーカー、ゴレニエに1000万ユーロ(1291万ドル)で13%程度出資する。ゴレニエが明らかにした。</blockquote>
パナソニックが、スロベニア家電メーカーであるゴレニエに出資することが報じられています。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-hungary-taiyou-denti-koujou-risutora-riyu.html">パナソニック ハンガリー太陽電池工場リストラ理由</a>は、為替レート円高ドル安による日本拠点の競争力回復ですので、出資の目的が気になりますね。<br />
<br />
<h2>
(3)ゴレニエの増資は金額が検討中</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">正確な出資比率は、ゴレニエによる今後の増資次第</span></b>だとし、詳細は明らかにしなかった。</blockquote>
パナソニックのゴレニエ増資が報じられていますが、金額は検討中のようですね。パナソニックがスロベニアやEUでの販売拡大を目的として出資を検討しているのか、提携分野によって目的が変わりそうですね。<br />
<br />
<h2>
(4)ゴレニエは輸出企業</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ゴレニエは同国2位の<b><span style="color: red;">輸出企業で株式時価総額は6600万ユーロ</span></b>。</blockquote>
ゴレニエは、スロベニアを代表する輸出企業で、上場していることが分かります。パナソニックはスロベニアの家電メーカーに出資するようですが、ヨーロッパ市場への輸出拡大への布石なのか、スロベニア市場の販路拡大を目的としているのか気になりますね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-31408434402944476742013-07-05T17:27:00.001+09:002013-07-05T17:28:21.113+09:00パナソニック ハンガリー太陽電池工場リストラ理由パナソニックが、ハンガリーの太陽電池工場リストラを発表しています。パナソニックのリストラ理由を見ると、欧州市場が縮小する中で日本市場が伸びていることが背景にあるようですね。パナソニックはハンガリー工場から日本に輸出を行っていましたが、日本工場で対応するならば、日本の雇用や税収に貢献することになりそうですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)リストラと円安による国内生産</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-risutora-kazu.html">パナソニック自動車でリストラ追加の人数</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-siromono-kaden-enyasu-kokunai-seisan-zouka.html">パナソニック白物家電 円安で国内生産増加</a></li>
</ul>
パナソニックはリストラが話題になりましたが、事業ごとのリストラを継続しており、経営陣交代までに経営課題の先送りが続いていたことが分かります。<br />
<br />
パナソニックは日本を代表するグローバル企業ですが、民主党政権による為替レート円高ドル安政策により、生産拠点の海外移転を加速させてきました。パナソニックは政権交代による、為替レート円安ドル高傾向により、日本の雇用を増やす方針に切り替えつつあるようですね。<br />
<br />
<h2>
(2)ハンガリー工場リストラの理由は為替レート円安ドル高</h2>
パナソニック、ハンガリー太陽電池工場リストラ理由について、2013年7月5日の日本経済新聞13面が報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックは太陽電池の生産体制を再編する。来年3月にハンガリーにある欧州唯一の太陽電池工場を閉鎖。設備を日本とマレーシアの工場に運び、生産を移管する。欧州の太陽電池市場が導入補助金の削減などで縮小しているうえ<b><span style="color: red;">、円安の進行で日本の工場のコスト競争力が高まっているため</span></b>だ。欧州向け販売には日本とマレーシアからの輸出で対応する。</blockquote>
パナソニックは、ハンガリー工場のリストラを発表していますが、為替レート円安ドル高により日本工場の価格競争力が高まっていることが理由のようですね。<br />
<br />
パナソニックは全事業のリストラを進めていますが、為替レート円安ドル高による価格競争力の改善と生産拠点集中により競争力が高まりそうですね。<br />
<br />
<h2>
(3)ハンガリー工場は太陽電池の組立工場</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ハンガリー工場(ドログ市)の生産を9月に停止する。500人程度いる従業員は原則解雇する。同工場では<b><span style="color: red;">日本などから輸入した基幹部品を最終製品に組み立て</span></b>ており、年産能力はパナソニック全体(約60万キロワット)の2~3割とみられる。</blockquote>
パナソニックのハンガリー工場は太陽電池の組立工場としての役割のため、為替レートが重要になります。パナソニックの太陽電池事業にとって、ヨーロッパ市場の重要性が低下していることも理由のようですね。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニック太陽電池の組み立て工場の場所</h2>
<blockquote class="tr_bq">
同工場閉鎖でパナソニックの太陽電池の組み立て拠点は二色の浜工場(大阪府貝塚市)、滋賀工場(大津市)、マレーシア工場の3ヵ所になる。</blockquote>
パナソニック太陽電池工場の組み立て拠点を見ると、日本とマレーシアの二ヶ国になるようですね。パナソニックは、マレーシア工場に投資を集中しており、海外拠点の整理も兼ねてリストラを行ったと言えます。<br />
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-taiyoukou-kaigai-monndai.html">パナソニック太陽光の海外重視と問題点</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-tousi-shukushou-sinnsou.html">パナソニック投資縮小の原因</a>(7)</li>
</ul>
パナソニックは、太陽電池の主要部品を日本で製造しているようですが、日本国内やマレーシア、ハンガリーでは輸送日数が大きく変わります。<br />
<br />
<b><span style="color: red;"><u>輸送日数が長くなると、輸送中の製品や半製品の在庫が多くなりますので、棚卸資産の増加に繋がり、余分な運転資金が必要</u></span></b>になります。<br />
<br />
<h2>
(5)太陽電池が欧州市場から日本市場にシフト</h2>
<blockquote class="tr_bq">
欧州の市場が縮小する一方、日本市場は再生エネルギーの固定価格買い取り制度で急拡大している。<b><span style="color: red;">ハンガリー工場は欧州向けの出荷を減らし、日本への輸出を増やしてきた。そこに円安の進行が加わり、日本で生産したほうが得策と判断</span></b>した。パナソニックは2014年3月期の太陽電池世界販売量を前期比25%増の約67万500キロワットと見込む。</blockquote>
パナソニックのハンガリー工場は、日本への輸出を増やしており、太陽電池市場が欧州市場から日本市場にシフトしていることが影響していたようですね。<br />
<br />
パナソニックのハンガリー太陽電池工場リストラ理由を見ると、日本市場の伸びを日本工場やマレーシア工場で対応することで、採算改善や投資回収が早くなりそうですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-87965669049235786922013-06-30T01:21:00.001+09:002013-08-16T22:16:22.804+09:00パナソニック携帯電話ドコモ向けリストラパナソニックが携帯電話事業で、ドコモ向けスマホのリストラを発表しています。パナソニックは海外事業を重視しているとしていますが、日本で市場シェアを獲得している企業が海外市場でも人気なため、販売が順調に伸びるのか注目ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)ソニーXperiaをドコモが重視</h2>
<ul>
<li><a href="http://sony-tousan.blogspot.jp/2013/05/sony-xperia-a-docomo-nesage.html" target="_blank">ソニーXperia A ドコモ値下げで業績に期待</a></li>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/05/docomo-xperia-a-kakaku-nesage.html" target="_blank">ドコモXperia A価格を値下げ</a></li>
<li><a href="http://docomo-cm.blogspot.jp/2013/06/xperia-a-hanbai-daisu-docomo-kouchou.html" target="_blank">XperiaA販売台数ドコモ好調</a></li>
</ul>
ソニーのXperiaシリーズをドコモは高く評価していますが、販売奨励金の配分も差をつけることを発表していました。パナソニックとソニーは、携帯電話事業で競合していましたが、パナソニックはソニーや海外勢との競争に敗れた形です。<br />
<br />
<b><span style="color: red;"><u>パナソニックの携帯電話事業とソニーの携帯電話事業は、販売シェアと利益水準で大きな差が生まれる</u></span></b>ことがほぼ確実ですね。<br />
<br />
<h2>
(2)ドコモ向けスマートフォン事業のリストラ</h2>
パナソニック携帯電話ドコモ向けリストラについて、2013年6月29日毎日新聞が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130629-00000048-mai-bus_all" target="_blank"><スマホ>ドコモ向けをパナソニックが見送り検討</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックが国内での携帯電話事業を縮小し、今冬以降のスマートフォン(スマホ、多機能携帯電話)の新製品について<b><span style="color: red;">NTTドコモ向けの供給を見送る方向で検討</span></b>に入ったことが29日、分かった。</blockquote>
パナソニックは、ドコモ向けのスマートフォン事業のリストラを発表していますが、販売奨励金の重点配分対象から外れており、採算が合わなくなったのでしょうね。<br />
<br />
パナソニックはスマホの製品開発力やマーケティング力で、復活したソニーに大きく劣っており、将来性のある事業で利益を生み出すことに失敗していますね。<br />
<br />
<h2>
(3)ガラケーの販売継続</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ドコモがサムスンとソニー製の2機種に販売促進費を集中する「ツートップ戦略」を打ち出し、事業拡大は難しいと判断した。ドコモとソフトバンク向けに実施している<b><span style="color: red;">折りたたみ式など従来型の携帯電話の供給は続ける見通し</span></b>だ。</blockquote>
パナソニックは、ガラケーの販売継続を発表していますが、ソニーのXperiaシリーズなどのスマホと違って、世界での販売拡大は見込めそうにないですね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-itcn-kabu-baikyaku-riyu.html">パナソニックITCN株売却リストラの理由</a>は、ツートップ戦略と赤字により、ドコモショップに出資するメリットが薄れたのでしょうね。<br />
<br />
<h2>
(4)携帯電話事業が赤字でリストラ</h2>
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックは携帯電話事業で2012年度に81億円の赤字を計上。開発や生産の外部委託を進めててこ入れを図るほか、業務用の堅牢(けんろう)スマホを日米で展開するなどして、15年度の黒字化を目指している。</blockquote>
パナソニックの携帯電話事業が赤字であることがリストラの理由のようですが、製品開発力やマーケティング力が競合他社よりも大きく劣っている状況でしたね。<br />
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-houshu.html">パナソニック役員報酬15億円</a></li>
</ul>
パナソニックはリストラを継続していますが、役員は他人事のように退職金を受け取っており、株主総会でも批判されていますね。<br />
<br />
<h2>
(5)スマホは海外市場を重視か</h2>
<blockquote class="tr_bq">
一方、海外では米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収するソフトバンクと組み、米国でスマホを販売することも検討する。5月にはスマホでインド市場に参入しており、<b><span style="color: red;">成長市場の海外に経営資源を集中</span></b>する。</blockquote>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/04/panasonic-india-sumaho-hanbai.html">パナソニック インドでスマホ販売</a>を検討していますが、OEMで調達した商品を自社ブランドで売るため、部品の販売や工場稼働率上昇には繋がらないですね。<br />
<div>
<br />
パナソニックは携帯電話事業で、ドコモ向けスマホのリストラを発表していますが、ソニーと携帯電話事業で大きな差が開きましたね。<br />
<br />
<h2>
(6)パナソニックがドコモのスマホ撤退</h2>
パナソニックは海外事業に集中としていますが、日本で競争力のあるスマホは世界で競争力があるため、復活は厳しそうですね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a>となっていますが、パナソニックは携帯電話事業のリストラ検討を説明しており、今後に注目ですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-docomo-sumaho-tettai.html">パナソニック ドコモのスマホ撤退</a>を正式に伝えたと報じられており、ドコモのツートップ戦略による販売台数が計画の30%で赤字が拡大したことがリストラを決断した理由でしょうね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-37808923705771285752013-06-29T14:02:00.000+09:002013-07-23T17:30:56.982+09:00パナソニック役員報酬15億円パナソニックは、役員退職金約18億5500万円のうち約15億円を松下家が受け取っています。パナソニック経営悪化の責任者も、一人当たり1億円以上を受け取っている計算になりますが、株主総会対策で隠蔽していたと言われても仕方ないですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニックのリストラ</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ(1)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-risutora-josei.html">リストラ部屋とパナソニック女性社員(2)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
</ul>
パナソニックは経営者の経営失敗により、財務が悪化しており大量の社員をリストラしています。パナソニックの株主は株価下落や配当金の無配、取引先は取引の減少により売上高が減少しています。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
パナソニックの取引先は、パナソニックの格付悪化や手形の信用力低下により何らかの影響を受けている可能性が高いですが、松下幸之助氏の子孫は高額の役員報酬を受け取っています。<br />
<br />
<h2>
(2)松下家に過去最高の役員報酬</h2>
パナソニック役員報酬15億円について、2013年6月29日の朝日新聞デジタルが、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130629-00000009-asahi-ind" target="_blank">パナソニック前名誉会長の役員報酬15億円 開示対象外</a>であることを報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
昨年6月にパナソニックの取締役を退任し、7月に死去した松下正治・前名誉会長が昨年度に受け取った役員報酬が、約15億円とみられることが関係者の話でわかった。カシオ計算機名誉会長だった故・樫尾俊雄氏が11年度に得た13億3300万円を超え、<b><span style="color: red;">1億円以上の役員報酬の開示制度が始まった2010年以降で最高額となった模様</span></b>だ。</blockquote>
パナソニックは高額の役員退職金が株主総会で批判されていましたが、相次ぐリストラや業績悪化により社会からも厳しい目が向けられています。<br />
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a></li>
</ul>
パナソニックの創業者である松下幸之助氏の親戚が、多額の退職金を受け取っており、リストラされた社員や取引先とは、違う感覚であることが分かりますね。<br />
<br />
松下正治氏は亡くなっていますので、<b><span style="color: red;"><u>相続人が受け取った可能性が高いですが、松下家としてパナソニックの業績に気遣うのか注目</u></span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(3)退職慰労金の金額と経営失敗</h2>
<blockquote class="tr_bq">
松下氏は創業者・松下幸之助氏の娘婿で、1947年から約65年にわたって取締役を務めた。パナソニックは昨年度、取締役4人に計18億5500万円の退職慰労金を支払ったことを公表している。在任期間などで計算すると、4分の3程度が松下氏へのものだった。</blockquote>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a>されたことをまとめましたが、取締役が受け取った退職金の金額の概算が分かりますね。<br />
<ol>
<li>取締役4人の退職慰労金 18億5500万円</li>
<li>松下正治氏の退職慰労金が、約15億円</li>
<li>取締役3人が退職慰労金 約3億5500万円</li>
</ol>
パナソニック経営悪化の責任者たちは、<b><span style="color: red;"><u>松下正治氏の退職慰労金を除いても、一人当たり1億円以上を受け取っている計算</u></span></b>になります。<br />
<br />
パナソニックは、70000人以上のリストラや2年間で1兆5000億円の赤字を計上していますが、経営失敗した役員が高額報酬を受け取っています。パナソニックは上場企業ですが、配当金の支払いすらできていない会社であるのに、高額な役員報酬を受け取る変な会社ですね。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニックの株主総会対策</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ただ、パナソニックが27日に公表した有価証券報告書には、この退職慰労金を含めた役員報酬の記載がない。</blockquote>
パナソニックは株主総会で、役員報酬の記載を行っておらず、朝日新聞の報道も株主総会終了後となっています。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a>では、高額退職金が疑問視されていますので、株主総会で開示していないのは、上場企業として問題がありますね。<br />
<br />
<h2>
(5)パナソニックが公表しなかった理由</h2>
<blockquote class="tr_bq">
同社は06年度に退職慰労金制度を廃止し、すでに権利を得ていた額だけを退任時に支払うことにした。この費用は同年度に会計処理したため、「<b><span style="color: red;">昨年度の支出ではなく、今回の開示の対象外</span></b>」(広報)という。</blockquote>
パナソニックが公表しなかった理由について広報は述べていますが、上場企業として情報開示に消極的な企業と言われても仕方がないですね。<br />
<br />
パナソニックはリストラや経営失敗が批判されていましたが、経営危機の中で高額役員報酬を受け取っており、創業者の松下幸之助氏がどう思っているのか気になりますね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-bonus-2013-risutora.html">パナソニック ボーナス2013をリストラ</a>しており、役員が多額の退職金を受け取っているのと大きな違いがありますね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-27445771393649394212013-06-28T14:04:00.001+09:002014-05-11T20:28:58.766+09:00パナソニック保有株売却種類とリストラパナソニック保有株売却種類を見ると、資産リストラを継続していることが分かります。パナソニックは株式売却で手元資金の確保と利益計上していますが、有価証券の売却は一度しか行えないため、今期の業績に注目ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwX6Dl2TkR_grFh_C8J_RK7a1A-1WxSQL27o0zyORqQIBcDLdVhhds-81OE7sbI1ZBzOo3GAMVFD1w0CQ3QCBdDfX0aM79vs4h8xh9643S42cavsJAlveV0sizDu1Lm07760yHHdcenilI/s263/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BF%9D%E6%9C%89%E6%A0%AA%E5%A3%B2%E5%8D%B4%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwX6Dl2TkR_grFh_C8J_RK7a1A-1WxSQL27o0zyORqQIBcDLdVhhds-81OE7sbI1ZBzOo3GAMVFD1w0CQ3QCBdDfX0aM79vs4h8xh9643S42cavsJAlveV0sizDu1Lm07760yHHdcenilI/s263/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BF%9D%E6%9C%89%E6%A0%AA%E5%A3%B2%E5%8D%B4%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E.jpg" /></a></div>
<br />
<h2>
(1)パナソニック持合い株売却</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-2012-kessan-motiai-kabu-baikyaku-rieki.html">パナソニック2013年3月期決算 持ち合い株売却利益300億円</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-2013-3-kessan-happyou-akaji-yosou-kuroji.html">パナソニック2013年3月期決算発表は赤字 業績予想は黒字</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a></li>
</ul>
パナソニックは民主党政権による円高ドル安誘導により、海外企業との価格競争力が大きく低下して経営が大きく悪化しました。パナソニックは経営再建のために、持ち合い株売却を発表しましたが、<span style="color: red;"><b><u>政権交代とアベノミクスによる株価の回復と為替レートの円安ドル高により業績が回復</u></b></span>しつつあります。<br />
<br />
パナソニックが保有株式を売却した目的は、手元資金の確保でしたが、アベノミクスによる株高で、株式の売却益を300億円計上することに成功しています。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
<h2>
(2)パナソニックが売却した株式</h2>
<div>
<ol>
<li><b><span style="color: red;">トヨタ自動車 2012年3月末2739万株 2013年3月末900万株</span></b></li>
<li><b><span style="color: red;">ホンダ 2012年3月末1127万株 2013年3月末100万株</span></b></li>
<li>ダイキン工業 2012年3月末750万株 2013年3月末0株か少額のため開示せず</li>
<li>TDK 2012年3月末312万株 2013年3月末0株か少額のため開示せず</li>
<li>新日本製鉄 2012年3月末3598万株 2013年3月末0株か少額のため開示せず</li>
<li>小糸製作所 2012年3月末428万株 2013年3月末0株か少額のため開示せず</li>
<li>住友金属工業 2012年3月末1926万株 2013年3月末0株か少額のため開示せず</li>
</ol>
</div>
<div>
パナソニックは日本を代表する上場企業ですので、日本の優良銘柄の株式を多数保有しています。パナソニックが自動車メーカーの株式を保有しているのは、自動車部品事業に注力していることを考えると納得できますが、他社の株式は、保有している意味がよく分からないですね。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
パナソニックの株式保有は、事業拡大や提携関係を深めるというよりも、<b><span style="color: red;"><u>ファンドによる買収防衛を目的とした金融戦略の可能性が高い</u></span></b>と言えます。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/09/panasonic-chukan-haitou-yosou-fukuhai.html">パナソニック中間配当予想と復配</a>を行えた理由は、業績改善だけでなく、持ち合い株式や不動産の売却による手元資金の改善が行えたことですね。</div>
<br />
<h2>
(3)パナソニックの資産リストラ</h2>
パナソニック保有株売却の種類について、2013年6月28日の朝日新聞デジタルが、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130628-00000012-asahi-ind" target="_blank">パナソニック、保有株6割売却 1400億円分</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックが2013年3月期、<b><span style="color: red;">保有株式の約6割を売却し、総額が約1400億円減少</span></b>したことが27日、同社が公表した有価証券報告書で分かった。過去の工場建設や企業買収などで抱えた<b><span style="color: red;">有利子負債を減らすため、資産の売却を進めている</span></b>一環。</blockquote>
パナソニックは経営失敗により、投資資金を回収できずリストラを継続的に行っていますが、保有株の売却もその一環ですね。<br />
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a></li>
</ul>
パナソニックの買収失敗の一つは、三洋電機の高値による買収ですが、不十分な資産査定の結果、リストラにより三洋電機は解体されます。<br />
<br />
パナソニックの役員を見ると、<b><span style="color: red;"><u>三洋電機の買収や巨額の設備投資に失敗した世代は、株価下落やリストラの責任がありますが、役員は18億円の退職金を受け取っており批判</u></span></b>が集まっています。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニック保有株式の状況</h2>
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックが取引強化などの目的で保有していた株式は、12年3月末で228銘柄、2288億円。これが今年3月末に177銘柄、878億円に減った。</blockquote>
パナソニックは保有株式の売却により現金確保を進めていますが、有価証券の売却による資金確保は一度しか行えませんので、今期の業績回復に注目があつまっています。<br />
<ul>
<li>2012年3月末保有株式 228銘柄 2288億円</li>
<li>2013年3月末保有株式 177銘柄 878億円</li>
<li>アベノミクスによる株価の上昇</li>
</ul>
パナソニックは保有株式が大きく減少しており、単純計算では1400億円の株式売却による現金確保ですが、<b><span style="color: red;"><u>アベノミクスによる株価上昇により1400億円以上の現金を確保した可能性が高い</u></span></b>です。<br />
<br />
<h2>
(5)資産リストラと株式売却の影響</h2>
<blockquote class="tr_bq">
音響機器やバッテリーなどで取引のあるトヨタ自動車やホンダ、マツダなどの国内自動車メーカーの株式を売って半分から約1割に減らしたほか、昨年10月に合併した新日本製鉄と住友金属工業の株式も大半を売却したとみられる。</blockquote>
パナソニックは資産リストラを進めていますが、株式売却の影響は限定的になる可能性が高いのではないでしょうか。パナソニックは自動車部品事業に注力することを発表していますが、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-risutora-kazu.html">パナソニック自動車でリストラ追加の人数</a>を見ると、リストラを継続しているようですね。<br />
<br />
パナソニック保有株売却の種類を見ると、資産リストラを継続していることが分かりますが、資産売却による資金で成長分野に投資を行うことができるのかがポイントになります。パナソニックのように、過去の業績がよかった会社は、資産を売却することでリストラの資金を確保することができると言えますね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2014/05/panasonic-2014-kessan-kuroji-riyu.html">パナソニック2014決算黒字の理由</a>をまとめましたが、保有株や不動産の高値売却が、ラッキーによって成功しています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、ラッキーによって経営危機を脱しましたが、2015年3月期決算の業績は、本業が回復しているのかが焦点になる</u></span></b>と言えそうですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-11409481637419586672013-06-26T20:15:00.000+09:002014-05-11T20:20:14.458+09:00パナソニック株主総会2013内容パナソニック株主総会2013年の内容を見ると、1兆円を超える赤字と70000人リストラの原因となった役員に18億円の退職金を支給したことを、株主が批判しています。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニック社員のリストラと役員退職金</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a>(1)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a></li>
</ul>
パナソニック社員はリストラのために追い出し部屋が活用されており、買収した三洋電機もリストラにより、事実上の解体となっています。パナソニックのリストラや三洋電機買収を行った役員を見ると、<b><span style="color: red;"><u>役員は経営失敗しましたが18億円の役員退職金を受け取りながら社内に残っています</u></span></b>。<br />
<br />
パナソニックの株主総会で、役員退職金に対する批判がでていますが、NHKでは報道されていないようですね。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニックの株主総会で社長が謝罪</h2>
パナソニック株主総会2013内容について、2013年6月26日のNHKが、<a href="http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130626/k10015601561000.html" target="_blank">パナソニック 2期連続赤字で陳謝</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
大手電機メーカー、「パナソニック」の株主総会が開かれ、津賀一宏社長は、2期連続で7000億円を超える最終赤字となったことを受け、「経営陣一同、責任の重さを痛感している」と述べ、陳謝しました。</blockquote>
パナソニックは業績が大きく悪化していますが、パナソニックの社長が株主総会で株主に謝罪を行っています。パナソニックの配当は、無配に転落していますが、財務状況とリストラについて見てみましょう。<br />
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shainn-risutora.html">パナソニック社員 リストラ70,000人(3)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shakkin.html">パナソニック借金1兆円 2兆5千億円喪失(4)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shasai.html">パナソニック社債 ジャンク債の衝撃(6)</a></li>
</ul>
パナソニックは経営失敗により2兆円を超える資金を喪失していますが、70000人の社員リストラを行っています。パナソニックの財務状態は、<b><span style="color: red;"><u>格付会社が投機的水準であると判断しているため、現在の格付では低金利での社債発行は事実上、不可能</u></span></b>になっています。<br />
<br />
<h2>
(3)パナソニック株主総会の状況</h2>
<blockquote class="tr_bq">
「パナソニック」の株主総会は、26日午前10時から大阪市内で開かれ、4500人余りの株主が出席しました。 </blockquote>
<blockquote class="tr_bq">
株主総会で津賀社長は、「経営陣一同、責任の重さを痛感している」と述べ、陳謝しました。</blockquote>
パナソニックの株主総会は、大阪で開催されましたが大赤字のため、社長が謝罪しています。パナソニックの業績を見ると、直近の2期で1兆5000億円を超える赤字ですので、株主に謝罪するしかなかったようですね。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニックの経営方針</h2>
<blockquote class="tr_bq">
そのうえで、赤字となっているテレビや携帯電話、それに半導体の事業の黒字化や、自動車メーカーなど企業向けの事業の強化などで経営の立て直しを図る方針を説明し、株主に理解を求めました。</blockquote>
パナソニックは自動車部品事業の強化を発表していますが、事業強化を表明する一方で、同時にリストラを行っています。<br />
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-bunya-tousi.html">パナソニック自動車分野に投資</a>(1)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-risutora-kazu.html">パナソニック自動車でリストラ追加の人数</a></li>
</ul>
パナソニックの説明を見ると、リストラを行っているのは三洋電機が保有していた事業の可能性がありますが、<b><span style="color: red;"><u>三洋電機を数千億円で買収したことは利益を全く生まずに大失敗</u></span></b>でしたね。<br />
<br />
<h2>
(5)パナソニック役員は巨額の退職慰労金</h2>
<blockquote class="tr_bq">
これに対して出席した株主からは、「<b><span style="color: red;">巨額の赤字を出した役員の経営責任は重大だ</span></b>」といった経営責任をただす意見が相次ぎました。</blockquote>
パナソニック役員は、プラズマテレビへの投資や三洋電機の高額買収など、謎の投資により巨額の赤字を計上しています。パナソニック株主総会2013年の内容を見ると、<b><span style="color: red;">役員が経営失敗したのに、18億円の退職慰労金支給は批判が出ていますが、元役員は返上していない</span></b>ですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-hoyu-kabu-baikyaku-shurui.html">パナソニック保有株売却種類とリストラ</a>を見ると、株式売却で資金を捻出していますが、役員退職金に使われたと言われても仕方がないですね。パナソニック役員退職金の内訳ですが、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-houshu.html">パナソニック役員報酬15億円</a>を松下家が受け取っており、経営に失敗した役員が一人当たり1億円以上を受け取っている計算になります。<br />
<br /><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2014/05/panasonic-2014-kessan-kuroji-riyu.html">パナソニック2014決算黒字の理由</a>をまとめましたが、アベノミクスによるラッキーを上手に利用して経営改革に目処をつけています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは2013年の株主総会で批判を集めましたが、2014年の株主総会は株価上昇と業績改善により、納得している株主が多い</u></span></b>と言えそうですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-23234187294911360642013-06-16T11:20:00.001+09:002013-06-16T11:20:40.842+09:00パナソニック3Dプリンターで家電量産パナソニックが、3Dプリンターで家電量産を発表しています。パナソニックが製品の製造期間短縮に成功すれば、運転資金を削減する効果で借金返済が加速する効果もありますね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニックのリストラ</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a>(1)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-taishokukin-risutora.html">パナソニック役員退職金18億円でリストラ</a></li>
</ul>
パナソニックは経営者の失敗により、リストラを行っていましたが、経営者もリストラされたようですね。パナソニックの役員は、7万人を超える社員がリストラされて、2兆円以上の資金を失っていても、10億円を超える退職金を手に入れています。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
パナソニックは経営悪化により、<b><span style="color: red;"><u>配当金は無配ですので、退職金は創業家に対する配当の一種と言われても仕方がない</u></span></b>かもしれないですね。<br />
<br />
<h2>
(2)3D印刷機を家電製品の量産に活用</h2>
パナソニック3Dプリンターで家電量産について、2013年6月16日、日経新聞1面が報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックは樹脂や金属の立体物を容易に作れる3次元プリンター(3D印刷機)を家電製品の大量生産に活用する。樹脂部品の生産に必要な<b><span style="color: red;">金型を同印刷機で作り、生産コストを3割程度削減</span></b>する。新たな生産技術として世界で注目される3D印刷機を家電など大量生産品で使う初めてのケースとなる。同手法は今後、<b><span style="color: red;">自動車産業などでも広がる可能性</span></b>がある。</blockquote>
パナソニックは、3Dプリンターで家電量産することで、生産コストの削減を検討しているようですね。パナソニックが3Dプリンターで作るのは、金型となっていますので、<b><span style="color: red;">生産リードタイムの短縮効果と金型産業への影響に注目</span></b>でしょうね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-bunya-tousi.html">パナソニック自動車分野に投資</a>(1)を発表していますので、パナソニックにとって自動車事業に生産手法を応用できれば、収益源として期待できる可能性もありますね。<br />
<br />
<h2>
(3)金型の製作と製造コスト</h2>
<blockquote class="tr_bq">
家電や自動車では樹脂部品が数多く使われている。部品を大量に生産するために必要な金型は様々な工作機械で金属を削ったり磨いたりして作る。高い精度と強度が求められるために熟練技能も必要で、<b><span style="color: red;">通常は製作に少なくとも1カ月程度</span></b>かかる。新製品を開発するたびに新しい金型が必要なため、<b><span style="color: red;">製造業大手では金型の費用が年数百億円程度</span></b>になっている。</blockquote>
金型は、製造業で製品の精度を左右するため熟練が必要であり、日本の製造業が高品質であることを支えてきた重要な製品でした。<br />
<br />
製品の製造リードタイムを考えると、パナソニックは3Dプリンターを活用することで、<b><span style="color: red;"><u>製造リードタイムの短縮化ができれば、在庫や半製品の削減にも繋がりますので資金繰りにもよい効果</u></span></b>があります。<br />
<br />
<h2>
(4)工作機械メーカーの松浦機械製作所と共同開発</h2>
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックは3D印刷機を使い、<b><span style="color: red;">金型の制作期間を半分に短縮して費用も減らし、樹脂部品のコストを削減</span></b>する。同印刷機の一種で、「金属積層造成機」という高性能機で金属の粉を溶かしたうえで固めて金型にする。工作機械メーカーの松浦機械製作所(福井市)などと共同開発し、多くの特許も取得している。</blockquote>
パナソニックは、3Dプリンターで金型の制作期間を半分に短縮すると言うことは、その分、製造リードタイムの短縮が可能になります。<br />
<br />
パナソニックは金型を外注していたと思うのですが、3Dプリンターの活用で内製化することができれば、生産工場と金型製作の連携も深まる可能性がありますね。<br />
<br />
<h2>
(5)金型を輸出</h2>
<blockquote class="tr_bq">
住宅関連機器を主力とする社内カンパニー「エコソリューションズ社(ES、大阪府門真市)」と子会社のパナソニックエコシステムズ(愛知県春日井市)が<b><span style="color: red;">コンセントや換気扇のファンなどの金型を生産し中国やタイなどにも輸出</span></b>する。ESは金型が約5000個あるが、半分近くを3D印刷機で作りたい考えだ。</blockquote>
パナソニックは、金型を日本国内で製造して海外に輸出するようですが、技術流出を警戒しているのかもしれないですね。<br />
<ul>
<li>パナソニック日本工場 金型製造して輸出</li>
<li>パナソニック海外工場 日本から金型を輸入して、製品を製造</li>
</ul>
パナソニックが3Dプリンターで金型製造を行うということは、半導体や液晶のように、製造装置購入により海外企業も同様の製品を製造できるのか気になりますね。<br />
<br />
<h2>
(6)リードタイムの短縮効果</h2>
<blockquote class="tr_bq">
同印刷機を使えば、<b><span style="color: red;">樹脂の冷却時間を短縮できる特殊な構造の金型を作れるため部品の生産性が高まりコストも下げられる</span></b>。ドライバーやシェーバーなど他カンパニーの家電品にも広げていく。</blockquote>
パナソニックは、金型の製造期間の短縮化により、リードタイムを短縮できますが製造現場でも製造期間の短縮を行えるようですね。<br />
<br />
パナソニックが金型生産により削減できる効果に加えて、<b><span style="color: red;">製品や部品の製造期間が短くなれば、製造期間が短くなり運転資金を削減する効果</span></b>が生まれます。<br />
<br />
<h2>
(7)3D印刷機の応用可能性</h2>
<blockquote class="tr_bq">
3D印刷機は最近、世界で急速に普及している。消費者の求めに応じて一品ごとに形の異なる製品や部品を効率的に作ることができる。ただ、金型を使う従来手法に比べて生産効率が低いため、大量生産には不向きとされてきた。パナソニックは3D印刷機を使って<b><span style="color: red;">金型そのものを低コストかつ短い期間で作ることで大量生産の効率をさらに高めることに成功</span></b>した。</blockquote>
3D印刷機の応用可能性は、世界中で話題となっていますが、問題点も指摘されていました。パナソニック3Dプリンターで家電量産を発表していますが、自動車部品分野などに進出するときに生かすことができるのかも注目ですね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-84456661262540952162013-06-05T22:03:00.000+09:002013-08-23T23:04:50.888+09:00パナソニック役員退職金18億円でリストラパナソニックが役員退職金を発表していますが、リストラのために高額の支出を行っています。パナソニックは役員の経営失敗により7万人を超えるリストラを行いましたが、役員は高額の退職金を受け取るようですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニック経営者の失敗</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-keieisha-sippai.html">パナソニック経営者の失敗と大赤字</a>(1)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shainn-risutora.html">パナソニック社員 リストラ70,000人</a>(3)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shakkin.html">パナソニック借金1兆円 2兆5千億円喪失</a>(4)</li>
</ul>
パナソニックは、経営者の失敗によりリストラや経営悪化が話題になりましたが、日本を代表する大企業ですので非常に影響が大きいことが分かります。<br />
<div>
<br /></div>
<div>
パナソニックは、70000人以上のリストラを発表しており、2兆円を超える現金を経営失敗で喪失しいています。パナソニックの中村相談役と大坪会長は、<b><span style="color: red;">無謀な設備投資により財務体質を大きく悪化させましたが、社員をリストラしても、社員の痛みを分かち合う考えはない</span></b>ようですね。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニック取締役に退職金18億円</h2>
パナソニック役員退職金とリストラについて、2013年6月5日の産経新聞が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130605-00000533-san-bus_all" target="_blank">パナソニック、退任取締役4氏に退職慰労金18億円</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックが<b><span style="color: red;">2012年度中に退任した取締役4人に支払った役員退職慰労金が計18億5500万円</span></b>だったことが5日分かった。定時株主総会の招集通知で明らかにした。松下正治氏(12年7月死去)や中村邦夫相談役らが対象となる。</blockquote>
パナソニックは、役員のリストラを発表していますが、退職金として18億円を支払ったようですね。パナソニックの経営悪化は、今回、リストラされた役員の責任が大きいようですが、痛みを分かち合う精神はないようですね。<br />
<br />
<h2>
(3)パナソニックのリストラ継続と役員の責任</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a>(1)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-risutora-kazu.html">パナソニック自動車でリストラ追加の人数</a></li>
</ul>
パナソニックのリストラは、追い出し部屋で話題となりましたが、リストラを継続しているようですね。パナソニックは三洋電機の解体を発表していますが、自動車関連部門のリストラも主に三洋電機から買収した部門です。<br />
<br />
パナソニックが<b><span style="color: red;">三洋電機の買収を決めたのは、中村相談役と大坪会長ですが、多数の社員がリストラされている中で、多額の退職金を受け取るのは晩節を汚した</span></b>と言われそうですね。<br />
<br />
<h2>
(4)役員退職金を廃止したが退職金を支給</h2>
<blockquote class="tr_bq">
同社は06年に退職慰労金制度を廃止したが、<b><span style="color: red;">4氏は廃止前から取締役に就いていたため支給対象</span></b>となった。11年度は支払いはなかった。</blockquote>
パナソニックは役員退職金を廃止を決めた2006年は、中村相談役は会長、大坪会長は社長であった年です。パナソニックの改革者として名声を集めていましたが、<b><span style="color: red;"><u>大量の社員をリストラする中で、パナソニックの経営者は、自身の経営失敗の痛みを社員と分かち合わなかった</u></span></b>ようですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a>となっていますが、旧経営陣の経営能力がなかったことが浮き彫りになっていますね。<br />
<br />
<h2>
(5)巨額の赤字とリストラでも多額の役員報酬</h2>
<blockquote class="tr_bq">
取締役の役員報酬は23人に計8億6200万円が支払われた。11年度の23人計11億900万円から22%減少しており、<b><span style="color: red;">業績悪化が反映</span></b>された。</blockquote>
パナソニックは2年間で1兆円を超える赤字を計上しており、取締役は何の成果も出せていないですね。パナソニックは<span style="color: red;"><b><u>役員が何の成果をあげていなくても、役員は多額の退職金や役員報酬を受け取っており、社員や株主と痛みを分かち合わない会社</u></b></span>であると言えそうですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a>を見ると、役員が経営失敗したにも関わらず、多額の役員退職金を受け取ったことに批判があったようですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-yakuin-houshu.html">パナソニック役員報酬15億円</a>を松下家が受け取っており、経営に失敗した役員が一人当たり1億円以上を受け取っている計算になります。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/08/panasonic-siharai-kikan-henkou-sikinguri-akka.html">パナソニック支払期間変更と資金繰り悪化</a>を見ると、パナソニックの役員は多額の退職金を受け取りながら、仕入先に負担を押し付けていることが分かりますね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-81390309378998042022013-06-04T11:27:00.002+09:002013-07-31T22:57:56.435+09:00パナソニック白物家電 円安で国内生産増加パナソニック白物家電は、為替レート円安で国内生産増加を検討しています。パナソニックの白物家電は民主党政権の円高政策により、中国で生産を行い逆輸入により利益を得てきました。パナソニックは為替レート是正により、国内生産回帰を検討しているようですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)円安と株価</h2>
<ul>
<li><a href="http://sony-tousan.blogspot.jp/2012/11/kabuka-yosou-ennyasu-kitaikann.html">ソニー株価予想 円安に期待感</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/11/kabuka-ennyasu-joushou-abe.html">パナソニック株価 円安で上昇期待と安倍発言</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-enyasu-zoushuu.html">パナソニック円安で増収が数千億円か</a></li>
</ul>
パナソニックやソニーなど、日本を代表する企業は海外売上高の比率が高いため、為替レートの影響を大きく受けます。<br />
<div>
<ol>
<li><b><span style="color: red;">日本国内</span></b>で海外企業の製品に値上げ圧力がかかる</li>
<li><span style="color: red;"><b>海外</b></span>でパナソニックやソニーなどの製品価格が値下げできる</li>
</ol>
</div>
<div>
パナソニックやソニーは、為替レートが円安になれば、国内や海外で販売を有利に進める可能性があるのは上記の理由です。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニックが中国から日本に生産移管を検討</h2>
パナソニック白物家電、円安で国内生産増加することを、2013年6月3日毎日新聞が<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130603-00000094-mai-bus_all" target="_blank"><パナソニック>白物家電、国内生産回帰を検討</a>していることを報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックで白物家電を担当する高見和徳専務は3日、毎日新聞などのインタビューに応じ、洗濯機や冷蔵庫などの<b><span style="color: red;">白物家電の国内生産比率を現状の3割から5割に増やす方向で検討</span></b>に入ったことを明らかにした。最近の円安傾向で、<b><span style="color: red;">中国で生産し輸入している白物家電の採算が悪化していることに対応したもので、国内生産が5割になるのは、十数年ぶり</span></b>。</blockquote>
パナソニックが為替レートの円安により、白物家電を日本から中国に生産移管を検討しているようですね。パナソニックはデジタル家電の失敗によって、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-siromono-kadenn-rieki.html">パナソニック白物家電が利益の6割</a>を占めたこともあり、最大の利益部門になっています。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/11/panasonic-boudou-genninn-minnshutou.html">パナソニック暴動の原因は民主党</a>でしたが、中国工場は大きな被害を受けており、反日リスクを避ける狙いもありそうですね。<b><span style="color: red;"><u>為替レートが是正されれば、反日リスクがあり人件費が値上がりしている中国に生産拠点を置くメリットはありません</u></span></b>。<br />
<br />
<h2>
(3)金融緩和により雇用拡大の動きと生産増加の金額</h2>
<blockquote class="tr_bq">
安倍政権下での日銀の大胆な金融緩和で円安が進んだことで、製造業の一部に国内回帰の動きが出てきた形で、雇用拡大につながることを期待する声も出ている。 </blockquote>
<blockquote class="tr_bq">
具体的には、<b><span style="color: red;">世界全体に占める国内の生産比率について、金額ベースで2割増やす</span></b>方向だ。増産するかどうかは秋に最終判断する。高見氏は「<b><span style="color: red;">1ドル=105~107円が増産を決める判断レート</span></b>」と述べた。</blockquote>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-siromono-kadenn-rieki.html">パナソニック白物家電が利益の6割</a>で説明しましたが、パナソニックは2013年3月期は白物家電の売上高予想を1兆5000億円としていました。<a href="http://reit-tousi.blogspot.jp/2013/05/abe-no-mics-kinyu-kanwa-naiyou.html" target="_blank">アベノミクス金融緩和の内容</a>は、日銀が大胆に金融緩和を行うことですが、為替レートの円安が進んだ場合、パナソニックにどういった影響がでるのか見てみましょう。<br />
<ol>
<li>世界全体の売上高1兆5000億円と仮定</li>
<li>世界全体に占める国内の生産比率を2割増やす</li>
<li>白物家電は約3000億円の売上高が増加か</li>
<li>為替レート1ドル105円~107円</li>
</ol>
パナソニックは、為替レートの水準が一定規模に達すると、<b><span style="color: red;"><u>白物家電の売上高が為替レートの円安により3000億円前後増加する可能性</u></span></b>があります。<br />
<br />
<h2>
(4)パナソニックが増産する工場と場所</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">中国からの輸入を減らし</span></b>、冷蔵庫は国内で最大年50万台、洗濯機が年70万台、エアコンは年160万台増産する。冷蔵庫は草津工場(滋賀県草津市)、洗濯機は静岡工場(静岡県袋井市)、エアコンは群馬工場(群馬県大泉町)などで増やす。</blockquote>
パナソニックが、中国からの輸入を減らして増産する工場と場所を見てみましょう。<br />
<ol>
<li>冷蔵庫 年50万台 草津工場(滋賀県草津市)</li>
<li>洗濯機 年70万台 静岡工場(静岡県袋井市)</li>
<li>エアコン 年160万台 群馬工場(群馬県大泉町)</li>
</ol>
パナソニックは<b><span style="color: red;"><u>為替レートの変動によって、最大で上記の販売台数を国内生産に切り替えることを発表</u></span></b>しています。<br />
<br />
<h2>
(5)パナソニック白物家電 海外生産の採算レート</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">パナソニックの白物家電は海外生産比率が高い</span></b>ため、円安が進むと、輸入価格の上昇で採算が厳しくなり、<b><span style="color: red;">1円の円安・ドル高進行で10億円超の営業減益要因となる。1ドル=95円までの円安なら社内のコスト削減策で対応できたが、105円超になると海外生産の採算割れ</span></b>が目立ってくるという。高見氏は「日本の経済力からすればさらに円安が進むのは間違いない」との見通しを述べた。</blockquote>
パナソニック白物家電、海外生産の採算レートを見ると為替レートの円安ドル高傾向により、海外からの逆輸入では採算が合わなくなっているようですね。<br />
<ol>
<li>1ドル=95円までの円安 社内のコスト削減策で対応</li>
<li>1ドル=105円超 海外生産の採算割れ</li>
<li>1円の円安・ドル高進行で10億円超の営業減益要因</li>
</ol>
民主党政権により、為替レートは超円高水準に放置されていましたが、<b><span style="color: red;"><u>政権交代により為替レート円高ドル安の是正を重視していますが、国内雇用は増加する</u></span></b>ことが分かりますね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a>となっていますが、為替レート円高ドル安の恩恵を受けて利益が拡大していることが分かりますね。<br />
<br />
<h2>
(6)海外投資計画を日本に変更か</h2>
<blockquote class="tr_bq">
また、高見氏は「2013年度からの3年間で欧州では大きな投資はない」と述べ、<b><span style="color: red;">欧州で15年に計画していた白物家電工場の建設を先送り</span></b>する考えを改めて示した。</blockquote>
パナソニックは欧州の白物家電投資計画を変更しましたが、為替レートの円安ユーロ高により、<b><span style="color: red;">日本への製造拠点変更と手元資金の確保の両立を考えた可能性が高い</span></b>です。<br />
<ol>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-risutora-kazu.html">パナソニック自動車でリストラ追加の人数</a></li>
</ol>
パナソニックは企業規模が大きくリストラを先送りしてきたため、リストラによる人員削減が話題となっていました。パナソニックの白物家電が、円安で国内生産増加すれば、雇用増加に繋がる明るい話題になりそうですね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-hungary-taiyou-denti-koujou-risutora-riyu.html">パナソニック ハンガリー太陽電池工場リストラ理由</a>を見ると、為替レート円安により生産拠点の国内回帰がはじまっていますね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-46594821495334921372013-05-30T16:57:00.000+09:002013-07-19T15:51:00.576+09:00パナソニック自動車でリストラ追加の人数パナソニックが自動車・産業用機器事業でリストラ追加を発表しており、5000人の社員がリストラされます。パナソニックは中村改革失敗により、70000人以上の社員をリストラすると発表していますが、さらに増加するようですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニックのリストラ継続</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shainn-risutora.html">パナソニック社員 リストラ70,000人</a>(3)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a>(1)</li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
</ul>
パナソニックは業績悪化によるリストラを継続していますが、リストラは2012年の段階で実行と計画を合わせると70000人となっていました。パナソニックのリストラは、追い出し部屋という名前が社会に定着するほど衝撃がありましたが、業績回復のためにリストラが続いています。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-otubo-kaichou-risutora.html">パナソニック大坪会長リストラ退任</a>を発表しましたが、<b><span style="color: red;">中村氏と大坪氏が主導した三洋電機買収の結果を見ると、財務が悪化しただけで成果はありませんでした</span></b>。パナソニックは、中村改革失敗による負の遺産に苦しんでいることは、リストラを継続していることからも分かります。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニック自動車・産業用機器事業で大量のリストラ</h2>
パナソニック自動車でリストラ追加の人数について、2013年5月30日のロイターが、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130530-00000044-reut-bus_all" target="_blank">パナソニック、自動車・産業用機器で約5000人削減へ</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニック は30日、自動車・産業用機器事業の人員規模について、2013─2015年度の3年で約5000人圧縮する計画を明らかにした。</blockquote>
パナソニックは、自動車・産業用機器事業で大量のリストラを発表しており、5000人の社員を削減する計画のようですね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-bunya-tousi.html">パナソニック自動車分野に投資</a>(1)を見ると、津賀社長は自動車事業の強化を発表していますが、リストラを行って特定分野の競争力を高める方針のようですね。<br />
<br />
<h2>
(3)自動車・産業用機器の部門は社員数10万人超</h2>
<blockquote class="tr_bq">
自動車・産業用機器を担う社内分社「オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社」を統括する山田喜彦専務が30日のアナリスト説明会で話した。<b><span style="color: red;">12年度のAIS社の人員規模は約11万1000人で、15年度には10万5000─6000人を想定</span></b>しているという。</blockquote>
パナソニックは、自動車・産業用機器の部門のリストラを発表していますが、リストラ後も社員数が10万人超であり、パナソニックの企業規模が非常に大きいことが分かりますね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-jidousha-buhin-kakaku-kartell.html">パナソニック自動車部品カルテルで罰金</a>が2013年7月に報じられており、100億円単位の罰金発生に加えて、日系自動車企業との取引関係に影響がでるのか注目ですね。<br />
<br />
<h2>
(4)自動車・産業用機器の部門は6事業が赤字</h2>
<blockquote class="tr_bq">
12年度に2期連続で巨額赤字を計上したパナソニックは、13─15年度の中期経営計画で、薄型テレビなど赤字事業を個別に解消していく方針。このうち<b><span style="color: red;">AIS社は12年度に、半導体(システムLSIを除く)など6事業で計600億円弱の赤字</span></b>を計上した。13年度には、赤字を4事業に減らし、14年度にはAIS社の全事業で黒字化を目指す。</blockquote>
パナソニックが、自動車・産業用機器の部門でリストラを継続する理由は、赤字事業が多いことが理由のようですね。パナソニックの津賀社長は、各事業の採算管理を徹底することを発表しており、大幅なリストラはその方針に沿った形となります。<br />
<br />
<h2>
(5)半導体事業のリストラ</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">最大の課題は半導体事業で、すでにシステムLSIは富士通と今期中にも事業統合</span></b>する方針。残る半導体事業は12年度に205億円の赤字を計上。国内拠点の再編や人件費削減など固定費削減を徹底し、13年度に赤字を33億円に圧縮し、15年度に68億円の利益計上を目指す。</blockquote>
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/02/panasonic-fujitsu-risutora.html">パナソニック提携とリストラ 富士通と半導体で</a>まとめましたが、富士通と台湾の半導体会社であるTSMCと統合することで、半導体事業をリストラするようです。<br />
<ol>
<li>パナソニック半導体事業2012年度 <b><span style="color: red;">205億円赤字</span></b></li>
<li>パナソニック半導体事業2013年度 <b><span style="color: red;">33億円赤字</span></b></li>
<li>パナソニック半導体事業2015年度 <b>68億円利益</b></li>
</ol>
<div>
パナソニックは2013年決算は、配当金を支払う方針について言及していますが、主力事業の黒字化達成のために大幅なリストラを決断したのでしょうね。<br />
<br />
パナソニックの自動車事業の将来について、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a>を見ると触れているようですが、多額の役員退職慰労金を支給しており、役員と社員は別世界であることが分かりますね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-hungary-taiyou-denti-koujou-risutora-riyu.html">パナソニック ハンガリー太陽電池工場リストラ理由</a>を見ると、為替レート円安により生産拠点リストラを継続していますね。</div>
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-66920365203458957452013-05-25T00:20:00.002+09:002013-05-25T00:21:01.495+09:00パナソニックヘルスケア売却先に東芝やファンドパナソニックヘルスケア売却先に、東芝やファンドの名前が浮上しているので見て見ましょう。パナソニックヘルスケアは黒字事業ですので、高額の売却が見込めますが、中間決算までに売却交渉が最終合意できるのか注目ですね。<br />
<a name='more'></a><br />
<h2>
(1)パナソニックのリストラ</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-health-care-risutora.html">パナソニックヘルスケア売却とリストラ</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/04/panasonic-denti-koujou-risutora-riyu.html">パナソニック電池工場リストラ理由</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-sanyo-denki-shain-kaitai-risutora.html">パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ</a></li>
</ul>
パナソニックは経営再建のためにリストラを行っていますが、買収した三洋電機は事実上、解体に近いリストラが行われています。パナソニックは、<b><span style="color: red;">中村相談役や大坪会長が三洋電機を買収しましたが失敗</span></b>しており、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-otubo-kaichou-risutora.html">パナソニック大坪会長リストラ退任</a>を発表しています。<br />
<br />
パナソニックは資金繰り確保のために、黒字事業であるヘルケア事業の売却を発表していましたが、応札に参加している企業が報道されています。<br />
<br />
<h2>
(2)パナソニックのヘルスケア事業売却候補</h2>
パナソニック、ヘルスケア売却先に東芝やファンドがあることを、2013年5月24日ロイターが、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130524-00000087-reut-bus_all" target="_blank">パナソニックのヘルスケア事業売却に東芝など応札へ=関係筋</a>を報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニック<6752.T>が進めているヘルスケア事業売却の1次入札が27日に締め切られることが分かった。<b><span style="color: red;">外資系投資ファンドのKKR<KKR.UL>やカーライル・グループ<CG.O>、東芝<6502.T>など10数社が応札</span></b>する見込みだ。複数の関係者が24日、明らかにした。</blockquote>
パナソニックのヘルスケア事業売却候補を見ると、総合電機メーカーの東芝やKKRやカーライルなどのプライベートエクイティファンドなどが候補として浮上しているようですね。<br />
<br />
<h2>
(3)株式の一部売却と売却金額</h2>
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックは、血糖値センサーや電子カルテシステム、補聴器を手掛ける<b><span style="color: red;">「パナソニックヘルスケア社」の株式を一部売却</span></b>する。複数の関係者は、1000億円超の売却規模になると予測している。</blockquote>
パナソニックは、パナソニックヘルスケアの株式を一部売却するようですが、売却規模を1000億円と見込んでいるようですね。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shasai.html">パナソニック社債 ジャンク債の衝撃</a>(6)により手元資金の確保を進めており、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-2012-kessan-motiai-kabu-baikyaku-rieki.html">パナソニック2013年3月期決算 持ち合い株売却利益300億円</a>を計上しています。<br />
<div>
<br /></div>
<h2>
(4)投資ファンドや事業会社の名前</h2>
<blockquote class="tr_bq">
入札には、KKR、カーライルのほか、TPG<TPG.UL>、ベイン・キャピタル、CVCキャピタル・パートナーズ<CVC.UL>、ユニゾンキャピタルなど<b><span style="color: red;">国内外の投資ファンド10社程度</span></b>に加え、東芝などの<b><span style="color: red;">事業会社数社も参加する見通し</span></b>だ。</blockquote>
パナソニックヘルスケアの売却先として名前が浮上している、投資ファンドと事業会社の名前について見てみましょう。<br />
<ul>
<li>東芝などの事業会社数社</li>
<li>国内外の投資ファンド10社程度</li>
<li>KKR</li>
<li>カーライル</li>
<li>TPG</li>
<li>ベイン・キャピタル</li>
<li>CVCキャピタル・パートナーズ</li>
<li>ユニゾンキャピタル</li>
</ul>
パナソニックのヘルスケア事業は、<b><span style="color: red;">多数の投資ファンドや企業が入札するようですので、評価が高く高値で売却ができそう</span></b>ですね。<br />
<br />
<h2>
(5)東芝とパナソニックヘルスケアの連携効果</h2>
<blockquote class="tr_bq">
<b><span style="color: red;">ヘルスケア社の13年3月期の営業利益は87億円</span></b>。今後、糖尿病管理のための血糖値センサー事業が中国やインドなどで需要を見込めるとして、ファンドの関心を集めている。東芝は、傘下で医療用機器を手掛けている「東芝メディカルシステムズ」との連携効果を見込んでいる。</blockquote>
パナソニックヘルスケアは黒字ですが、東芝が買収に成功して、東芝メディカルシステムズとの連携ができれば、東芝の医療事業はかなり強化できそうですね。<br />
<br />
<h2>
(6)パナソニック ヘルスケア売却先選定の日程</h2>
<blockquote class="tr_bq">
1次入札終了後、6月中にも2から3社に絞り込み、7月に2次入札を実施。8月にも優先交渉権が出されるとみられる。パナソニックは、売却のファイナンシャルアドバイザーにメリルリンチ日本証券を起用している。<b><span style="color: red;">パナソニックは3月に公表した中期経営計画で、ヘルスケア社への外部資本導入を発表</span></b>している。パナソニックはロイターの取材に対しコメントを控えた。</blockquote>
パナソニックは、パナソニックヘルスケア売却先のアドバイザーにメリルリンチ証券を選んでいますが、選定の日程について見てみましょう。<br />
<ol>
<li>5月27日 1次入札が締め切り</li>
<li>6月中 2から3社に絞り込み</li>
<li>7月 2次入札を実施</li>
<li><b><span style="color: red;">8月 優先交渉権を付与</span></b></li>
</ol>
パナソニックは優先交渉権を付与して交渉を行うようですので、<b><span style="color: red;">売却交渉が中間決算に間に合うかが一つのポイント</span></b>になりそうですね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-38111506896692971372013-05-19T14:46:00.002+09:002014-01-19T22:53:15.701+09:00パナソニック 三洋電機社員を解体リストラパナソニックが三洋電機社員のリストラを発表しています。パナソニックは、三洋電機社員の9割のリストラを行いますので、事実上の解体であり、中村改革失敗の清算を行うようですね。<br />
<a name='more'></a><h2>
(1)パナソニックの経営失敗</h2>
<ul>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-keieisha-sippai.html">パナソニック経営者の失敗と大赤字</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shainn-risutora.html">パナソニック社員 リストラ70,000人</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-oidasibeya-risutora.html">追い出し部屋パナソニックのリストラ</a></li>
</ul>
パナソニックは、中村氏や大坪氏の買収や設備投資の失敗により、巨額赤字となり多数の社員をリストラしました。パナソニックの経営失敗に対して、津賀社長はリストラを行っていますが、<b><span style="color: red;">中村改革の失敗により財務が大きく悪化</span></b>しています。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/01/panasonic-hyouban-shachou.html">パナソニック評判 津賀社長と中村相談役</a>を比較すると、経営失敗の責任をとっていない中村相談役の評価は低いですが、1兆円以上の赤字を作った責任をとらずに社内に残っているようですね。<br />
<h2>
(2)三洋電機社員のリストラ</h2>
パナソニック 三洋電機社員を解体リストラについて、2013年5月18日の日本経済新聞1面が報じているので見てみましょう。<br />
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックは子会社の三洋電機の規模を大幅に縮小する。<b><span style="color: red;">3年後をメドに国内外で2500人前後いる従業員を10分の1程度に減らす</span></b>。鳥取県の子会社は売却、北米のテレビ事業の分離を検討する。1950年に設立、<b><span style="color: red;">ピーク時に売上高2兆円企業だった三洋の事業機能はなくなり、解体</span></b>されることになる。</blockquote>
パナソニックは、三洋電機の買収失敗により、社員のほとんどのリストラを行い、事実上の解体を行います。パナソニックは、三洋電機の買収やリストラのために多額のお金を使いましたが、期待した成果は得られなかったですね。<br />
<br />
<h2>
(3)パナソニックと三洋電機の一元化が進まず</h2>
<blockquote class="tr_bq">
今年度中に<b><span style="color: red;">本社人員約1000人を配置転換や早期退職などで100人規模に減らす</span></b>。法務、知的財産の管理など法人として維持する上で必要最低限の人員にするが、パナソニックとの一本化も検討する。</blockquote>
パナソニックは、三洋電機を買収しましたが、独立した子会社として扱っており、一元化が進んでいなかったことが分かります。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/03/panasonic-otubo-kaichou-risutora.html">パナソニック大坪会長リストラ退任</a>を発表していますが、業績悪化後も社内にいたことを考えると、周囲が地位にしがみ付くことを許さなかったのでしょうか。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2014/01/panasonic-handoutai-koujo-risutora.html">パナソニック半導体工場をリストラ</a>でまとめましたが、パナソニックは業績悪化でテレビ事業や半導体事業などのリストラを続けています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、津賀社長に交代するまで業績悪化が続いていましたが、リストラを行わなければ経営再生ができない程経営危機である</u></span></b>と判断したようですね。<br />
<br />
<h2>
(4)三洋電機買収時期の失敗とリストラ</h2>
<blockquote class="tr_bq">
パナソニックは三洋を2011年に完全子会社化。電池などの事業を本体に取り込む一方、<b><span style="color: red;">冷蔵庫や洗濯機、デジタルカメラ事業など重複する分野を売却</span></b>した。</blockquote>
パナソニックが、三洋電機買収時期の失敗は、主力事業をリストラしていることから分かります。パナソニックが三洋電機買収を、リストラした後に実行していれば、買収失敗による業績への影響は極小化できていたでしょうね。<br />
<br />
<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-kessan-2013-daiiti-sihanki-rieki-kako-saikou.html">パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高</a>となっていますが、リストラした旧経営陣の買収失敗による減損損失で、赤字が拡大してきたとが分かりますね。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックが三洋電機を買収した目的は、電池事業などでしたが、統合効果を発揮することに失敗した</u></span></b>ようです。<br />
<br />
<h2>
(5)三洋電機に残る事業</h2>
<blockquote class="tr_bq">
三洋に残る事業は米小売り大手ウォルマート・ストアーズ向けに供給している<b><span style="color: red;">テレビ事業と、子会社の三洋テクノソリューションズ鳥取(鳥取市)で手掛ける電子機器などの開発・販売</span></b>。年間売上高は2000億~3000億円程度にとどまるもよう。</blockquote>
三洋電機は、不採算部門のリストラにより急速に縮小しており、売上高が買収当初から激減しています。<br />
<ul>
<li>三洋電機のピーク時 売上高2兆円</li>
<li>三洋電機のリストラ後 売上高は2000億~3000億円程度</li>
</ul>
パナソニックは、三洋電機の企業価値算定に失敗しており、買収に投入した数千億円以上のお金を捨てたことになりますね。<br />
<br />
<h2>
(6)三洋電機社員のリストラ</h2>
<blockquote class="tr_bq">
北米のテレビ事業は分離か生産縮小の方向で検討する。鳥取の子会社は他社に売却する方向で複数社と交渉に入る。この結果、<b><span style="color: red;">本社以外で働く約1500人も3年内に10分の1に減らす</span></b>。</blockquote>
パナソニックは、三洋電機の本社社員リストラと並行して、<b><span style="color: red;">工場勤務など本社以外の社員も大幅なリストラ</span></b>を行います。パナソニックは、三洋電機の買収を行いましたが、リストラを行う前の買収により、パナソニックの財務が悪化しただけでしたね。<br />
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パナソニックは中村改革失敗によるリストラを続けていますが、<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-jidousha-bunya-tousi.html">パナソニック自動車分野に投資</a>を発表しており、成長事業を育成できるのか注目ですね。<br />
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<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/06/panasonic-kabunusi-soukai-2013-naiyou.html">パナソニック株主総会2013内容</a>は、経営失敗した役員が18億円の役員退職慰労金を受け取った事に、株主から批判が出ています。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/07/panasonic-jidousha-buhin-kakaku-kartell.html">パナソニック自動車部品カルテルで罰金</a>が2013年7月に発生してしており、巨額の罰金を支払っています。<b><span style="color: red;"><u>パナソニックは、買収のための投資資金を無駄にしただけでなく、完全子会社化後に罰金の支払い</u></span></b>まで行っていますね。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-3803057199256380374.post-24905444757557439172013-05-10T21:47:00.002+09:002013-05-10T21:47:49.496+09:00パナソニック2013年3月期決算発表は赤字 業績予想は黒字パナソニックは、2013年3月期決算発表は営業黒字でしたが、巨額の最終赤字を発表しています。パナソニックは、来期の業績予想を黒字であると発表していますが、配当金の復活は未定のようですね。<br />
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(1)パナソニック決算は赤字と借金返済</h2>
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<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-shakkin.html">パナソニック借金1兆円 2兆5千億円喪失(4)</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/02/panasonic-kessan-2012.html">パナソニック決算発表2012年第3四半期 黒字の理由</a></li>
<li><a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2013/05/panasonic-2012-kessan-motiai-kabu-baikyaku-rieki.html">パナソニック2013年3月期決算 持ち合い株売却利益300億円</a></li>
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パナソニックの中村改革は失敗しましたが、プラズマテレビの設備投資やM&Aの資金を回収できず多額の資金を喪失しました。<br />
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パナソニックは業績改善のリストラで、人員削減を進めると同時に、持ち合い株売却による資金調達を行い、財務改善のために借金返済を進めています。<br />
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(2)パナソニック決算発表は赤字</h2>
パナソニック2013年3月期決算赤字ですが業績予想は黒字であることを2013年5月10日の読売新聞が、<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130510-00000970-yom-bus_all" target="_blank">パナ、税引き後赤字7542億円…薄型TV不振</a>を報じているので見てみましょう。<br />
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パナソニックが10日発表した2013年3月期連結決算(米国会計基準)は、薄型テレビの不振などが響き、<b><span style="color: red;">税引き後利益は7542億円の赤字</span></b>(前期は7721億円の赤字)で、2期連続の巨額赤字となった。</blockquote>
パナソニックは決算発表で、2年連続の巨額赤字を発表しており、1兆5000億円近くの赤字を計上しています。<a href="http://panasonic-strategy.blogspot.jp/2012/12/panasonic-keieisha-sippai.html">パナソニック経営者の失敗と大赤字</a>でまとめましたが、中間決算で業績予想を下方修正していたため、業績予想に近い最終赤字でしたね。<br />
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(3)リストラと円安効果で業績予想は黒字</h2>
<blockquote class="tr_bq">
ただ、<b><span style="color: red;">人員削減などのリストラや円安効果で、14年3月期の税引き後利益は500億円と黒字転換</span></b>を見込む。</blockquote>
パナソニック来期の業績予想は、リストラと円安効果で業績予想は黒字であることを発表しており、まずは第1四半期決算に注目ですね。<br />
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(4)営業利益の黒字は確保</h2>
<blockquote class="tr_bq">
13年3月期の売上高は前期比6.9%減の7兆3030億円だった。<b><span style="color: red;">本業のもうけを示す営業利益は1609億円を確保</span></b>したが、売上高に対する利益率は2.2%で、15年度目標に掲げる「5%以上」には遠い水準だ。</blockquote>
パナソニックの決算発表は赤字ですが、営業利益の黒字は確保しているようですね。パナソニックの減損損失について、2013年5月10日の時事通信が、2013年3月期決算で尼崎PDP国内第5工場の建物などについて、営業外費用431億円の減損処理を行ったことを報じています。<br />
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パナソニックの2014年3月期決算の業績予想は、<b><span style="color: red;">減損損失の計上を2013年3月期決算で多額を計上していますので、黒字予想</span></b>となっていますね。<br />
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(5)パナソニック株の配当金は不明</h2>
<blockquote class="tr_bq">
14年3月期の復配は未定としている。</blockquote>
パナソニックは2013年3月期決算発表は赤字でしたが、来期の業績予想は黒字であると発表しています。パナソニックは株式の配当金を後回しにして、財務改善を優先するようですね。Unknownnoreply@blogger.com0