御用記者などの存在
▲凋落の戦犯?パナソニックに巣食う御用記者・学者・コンサル2012.11.20
巣食った記者のNo.1は、経済ジャーナリストのT氏であると指摘する声が最も多かった。T氏について調べると、パナソニック(松下電器産業)について、数冊の本を書いている。いずれもパナソニック子会社の出版社であるPHP研究所から出ていた。また、同研究所が発行している月刊誌「Voice」の常連ライターだった。経営再建中のパナソニックは倒産懸念が持たれ始めているが、その病状を悪化させたのが御用記者であるとサイゾーは指摘されている。T氏と聞くと、財部誠一氏について以前から噂されているのを思い浮かべた方もいるかもしれない。確かに、PHP研究所から、パナソニックの本を多数出版しているが、その人物を指しているかは不明だ。
ホームページ
T氏のホームページを見ると、日本を代表する大企業のトップを持ち上げてインタビューし、それを大々的に載せている。では、噂の財部誠一氏のホームページを見てみよう。
たしかに、大企業のトップが大々的に掲載されている。
財部氏とは限らないが、やはりテレビ番組には注意が必要なようだ。
相当に内部までカメラが入り込んでその企業の実態をルポしているかのように見えますが、実際には都合の良い部分だけを見せているにすぎません。スポンサー企業であることや、しがらみを考えると、悪いことは報じられないということなのであろう。至極まっとうな指摘ではなかろうか。
講演で稼ぐビジネスモデル
さらに付け加えれば、こうしてテレビで有名になり、全国の講演で稼ぐのがビジネスモデルで、講演料は1時間程度で50~100万円が相場だそうだ。電機業界に詳しい別のフリージャーナリストは「T氏は、日産が経営危機の頃は日産のヨイショ記事を書いていました。そして今は、経営の調子があまりよくないトヨタ自動車に食い込もうとしていると、財界の中ではそう見られています」と話す。1時間で50万円~100万円となると、かなりの売れっ子だ。
さて、パナソニックは倒産の可能性が意識され始めている。パナソニックの業績悪化の原因の一つに、御用記者の存在があるのであれば、何とも皮肉な話だ。 スポンサードリンク
0 件のコメント:
コメントを投稿