パナソニックは、中村改革がマスコミや御用学者に絶賛されていましたが、結果だけ見ると以下のようになっています。
現代ビジネス2012年12月26日が、パナソニックの幹部会の様子を報じていますので、その中身について見てみましょう。
パナソニックOBの幹部会
パナソニックで理事以上が集まる客員会
経営責任追及の「狼煙」が本格的に上がり始めたのは、パナソニックで理事以上の待遇だったOBが集まる2012年12月18日の「客員会」からだ。(現代ビジネス)パナソニックには、役員クラスのOBが集まる会があるようですね。パナソニックの客員会に出席した、メンバーについて見てみましょう。
現役やOBの社長級が出席
「リーガロイヤルホテル京都」で開催され、元社長や元副社長といった大物OBが集まるほか、現役である大坪文雄会長や津賀一宏社長らも出席した。(現代ビジネス)
パナソニックの株式を保有している人がほとんどであり、単なる親睦のOB会ではなく、「身内株主総会」的な会合でもある。(現代ビジネス)パナソニック最高幹部の津賀社長や、大坪会長も出席しています。パナソニックは、中村相談役(元社長)と大坪会長(元社長)の経営失敗で、パナソニック借金1兆円2兆5千億円喪失しており、財務体質が悪化しています。お金について言及があったのか、見てみましょう。
中村相談役が欠席
買収戦略に失敗した中村相談役が欠席
さらにOBたちの怒りの炎に油を注いだのが、中村氏と、その側近として買収戦略を進めた経営企画担当だった森孝博・元副社長の両人が欠席したことだ。(現代ビジネス)
森氏以外にも「中村派」の重鎮だった元役員はほとんど顔を見せなかった。(現代ビジネス)お金に関して、釈明を行う場でもあったはずですが、中村相談役は出席しなかったようです。中村派と書かれていますが、派閥ということなのでしょうか。
お金の流れについて先ほど触れましたが、パナソニック問題点と御用記者について見ると、外部から適切な評価がなかった事で、失敗を加速させている事が分かります。
中村氏は毎日出社 70,000人のリストラ
中村氏は会社には毎日来ているのに、この「客員会」からは逃げたと思われた。「OBの中には株主もいる。出てきて詫びるのは当然なのに・・・」(同)との指摘も出た。(現代ビジネス)お金の面だけでなく、中村相談役の失敗で、パナソニック社員リストラ70,000人を発表しており、人的な面でも影響は大きいです。
毎日、来社しているようですが、一体どういった思いを抱いているのでしょうか。パナソニックの現役幹部と元幹部が出席する会に欠席したという事は、何か思うところがあるのでしょう。
松下幸之助の孫 松下正幸副会長も出席
まず、創業者の孫である松下正幸副会長が「幸之助が生きていたら、今日はどんなきついお叱りを受けたことでしょう。(現代ビジネス)
経営者が自分勝手な思い込みで経営を牛耳り、それが失敗して株主や社会に迷惑をかけている」と切り出し、中村氏を暗に批判した。(現代ビジネス)幹部会の出席メンバーを見ると、松下正幸副会長も出席していたようです。
松下正幸副会長は、ウィキペディアによると、社長になることを有望視されていました。しかし、中村相談役が社長になった際に副会長に退いており、特別な思い入れがあるのでしょう。
中村社長(当事)は、パナソニックの創業者一族ではなく、創業家以外からの社長として注目を集めました。同族企業は批判される事もありますが、サラリーマン社長でも、事情は変わらない可能性がありますね。
パナソニックは次世代のビジネスがない
テレビ事業の失敗 次のビジネスがない
一部の出席者を驚かせたのは津賀氏の一言だった。「パナソニックの危機は、2年連続の赤字ではありません。パナソニックをけん引していくビジネスが見当たらないことです」と社長自らが危機の本質を吐露してしまったのだ。(現代ビジネス)パナソニックの中村改革は、当事のメディアで絶賛されていました。中村氏は、リストラの後にテレビ事業に注力しましたが、パナソニックはテレビ撤退とリストラに追われており、テレビ事業は失敗しています。
反転の材料がない
ある役員OBは「2年連続の赤字で膿を出し切り、後は反転するだけと思っていたが、現状では反転するための材料がないということ」と語った。(現代ビジネス)パナソニックの利益構造について見てみましょう。パナソニックは白物家電が利益の6割を稼ぐ事を、2013年3月期の決算で想定しています。
パナソニックの稼ぎ頭が、白物家電であるという事は、昔とほとんど変わっていないと思った方もいるのではないでしょうか。パナソニック大坪会長リストラ退任を発表していますね。 スポンサードリンク
70000万人もの社員を切っておいて、最大の責任者が
返信削除まだ会社の幹部に残っていて恥ずかしくないのか。
>匿名さん。
削除こんばんは^^
何と言いますか、現実は、酷いものですよね。