パナソニック中村リストラとソニー(5)

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パナソニックは中村社長(当時)のリストラから、現在までリストラが続いています。パナソニックの追い出し部屋と同様の部署が、ソニーなど他の企業にもあるようですね。

パナソニック追い出し部屋とソニー

前回、パナソニック リストラとシャープ(4)で、パナソニックと同じ大阪の電機メーカーであるシャープでもリストラが行われている事を紹介しました。同じ電機メーカーであるソニーやNECでも、パナソニックの追い出し部屋と同じような部署が、2013年1月1日朝日新聞2面で紹介されています。
「キャリアステーション室」(ソニー)、「プロジェクト支援センター」(NEC子会社)……。「追い出し部屋」に似た部署が大手企業で目立つようになったのは、ここ数年だ。(朝日新聞)
ソニー、リストラの影響は契約社員で非正規雇用の雇用が悪化している事を見ましたが、ソニーグループの社員にも影響が出ているようですね。パナソニックやソニーが業績悪化となるきっかけについて、見てみましょう。ソニー 追い出し部屋の場所とリストラを見ると、東洋経済が特集でリストラ部屋の場所や内容について言及していますので、関心のある方はご参照。

赤字の原因

パナソニックやソニーがリストラを行うには、業績悪化が理由としてありますが、その内容について見てみましょう。
大手家電メーカー3社の赤字の原因で共通しているのは、過去の投資の失敗です。パナソニック、シャープ、ソニーの3社は薄型テレビ事業に注力しましたが、失敗して市場シェアを失った事でも共通しています。

パナソニック中村相談役の評判は、過去の投資失敗で会社を傾けたにも関わらず、パナソニックに相談役として在籍のようですね。

大阪のオフィス街

大阪城近くのオフィス街。NECグループ各社が入る高層ビルの一室で、ICレコーダーを聞きながら会議録をつくっていた男性社員はやりきれなさを押しころしていた。(朝日新聞)
パナソニックやソニーと同じ、日本を代表する電機メーカーのNECのようです。パナソニックの追い出し部屋と同様の単純作業が行われているようですね。

希望退職の薦め方

NEC子会社の「支援センター」に4月、配属された。他部署の「応援」と「雑用」の毎日。心が折れそうになると、募集中の希望退職をすすめられた。「提携する人材サービス会社を利用すれば、無料で求人の紹介や面接指導を受けられる」というので訪ねたら、「退職を決めた方にしかサービスは提供できません」。(朝日新聞)
希望退職を社員に勧めるやり方は、追い出し部屋に配属後、社員の心が折れそうなタイミングを見て退職を勧めているようですね。

パナソニックのリストラだけでなく、ソニーやシャープ、NECなどの大手企業でも追い出し部屋は存在しており、終身雇用は幻想であることが分かりますね。朝日生命リストラとパナソニック(6)に続く。
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