(1)パナソニックの提携戦略
パナソニックはリストラが話題となっていますが、投資効率を最大化するために提携戦略に力を入れていることが分かります。パナソニックは、ライバル企業のソニーと提携発表や物流子会社の売却などを進めていますが、横河電機と産業用カメラの販売で提携するようですね。
(2)産業用カメラの販売で提携
パナソニックと横河電機の提携について、2013年3月31日の日経新聞7面が報じているので見てみましょう。横河電機は石油化学プラントなどの安全管理に使われる産業用カメラの販売でパナソニックと提携する。4月中にも合意する。プラント内部や出入り口などに設置するカメラを優先的に調達し、国内の素材メーカーに売り込む。パナソニックは、横河電機と産業用カメラの販売で提携しましたが、国内の素材メーカーに売り込むようですね。
(3)パナソニックは産業用ビジネスを強化
パナソニックは一般向けのカメラに加えて産業用を強化しており、横河電機との提携で販売拡大につなげたい考えだ。プラントの入り口や人が入りにくい場所にカメラを設置し、中央の制御システムで映像を確認できる仕組みを両社で構築する。
パナソニックは、家電事業から産業用事業を強化することを発表しており、横河電機との提携でビジネスを拡大することができるのか注目ですね。
(4)横河電機がパナソニック製カメラを優先的に供給
横河電機はこれまでもパナソニック製の産業用カメラを調達してきたが、今後は新たに監視カメラを設ける素材メーカーなどにパナソニック製カメラを優先的に供給できるようにする。横河電機は取引先に、パナソニック製カメラを優先的に供給するようですね。パナソニックは横河電機向けの販売を、どの程度割引き、利益を見込んでいるのか気になりますね。
(5)プラント業界と監視カメラの需要
国内はプラントの新設が減少傾向にあり、既設プラントでも設備の老朽化や技術者の高齢化が進んでいる。監視カメラなどを導入し、少人数で効率的に設備の稼動状況を管理する仕組みが求められている。プラント業界と監視カメラの需要を見ると、省力化のニーズがあり、監視カメラを用いて、効率的に管理する需要はありそうですね。
(6)横河電機はプラント用制御事業で日本シェア首位
横河電機のプラント用制御システムなどの売上高は2013年3月期見通しで2940億円。国内向けはシェアが首位で、制御事業の売上高は4割弱を占めている。パナソニックは横河電機と提携しましたが、横河電機はプラント用制御事業で日本シェア首位であり、産業用カメラの売上高がどの程度伸びるのか注目ですね。 スポンサードリンク
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