パナソニック タタ提携

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パナソニックがタタ・グループと提携を発表しています。パナソニックはインド事業の拡大を目指していますが、タタ・グループと提携することで自動車事業の拡大を、目的としています。パナソニックのインド事業は生産と販売の両面を拡大することを目的としていますね。

(1)パナソニック インド事業拡大と収益の拡大

パナソニックはインド拠点を拡充するとともに、インドでの販売強化を掲げていました。パナソニックは、津賀社長の発言が話題になりましたが、収益拡大により一定の収益を生む普通の会社にすることを目標としていることを発言しています。

(2)インド事業を3倍の売上高に引き上げる計画

パナソニック、タタ提携について2013年4月30日の毎日新聞が<パナソニック>タタと提携 インド売上高「3倍」計画を報じているので見てみましょう。

パナソニックは30日、タタ自動車を傘下に置くインドの財閥タタ・グループと提携し、現地での協業を強化する方向で一致したことを明らかにした。インドでのパナソニックの2015年度の売上高を現在の3倍の3000億円超に引き上げる計画も明らかにした。津賀一宏社長が現地で、タタ・グループと会い、合意した。
パナソニックは、自動車関連事業の拡大を目指しており、パナソニック スバルに電池供給で提携しています。パナソニックが、タタ・グループと提携したことで、自動車事業以外にも家電や産業機械の販売が伸びる可能性がありますね。

(3)タタやリライアンス社とも協業

家電の取引があるタタと自動車分野などで協力を広げる。また、有力財閥リライアンス社ともエネルギー分野などで協業していくことを確認した。
パナソニックとパナソニック電工が持つ、家庭用のエコ家電だけでなく産業用の電池など、省電力システムを提案できる技術力がありますが、インド企業との提携でインド市場を開拓できるのか注目ですね。

(4)パナソニックがインド事業を拡大

パナソニックは、成長著しいインドを重点市場と位置付けている。昨年12月には洗濯機やエアコンなどの生産工場を新設。現地の習慣に合わせた白物家電の拡販を見込むほか、年内にもスマートフォン(多機能携帯電話)を発売する見通し。
パナソニックはデジタル家電のイメージを持っている方が多いと思いますが、パナソニック白物家電が利益の6割を占めており、白物家電が利益の主力となっています。

パナソニックは得意の白物家電を、インドに展開する一方で、管理人の私見ですが、デジタル家電は採算が悪いと判断したのではないかと考えています。

(5)インドを生産と販売で重視

15年度までに広告宣伝費約200億円を投入するほか、約160億円に上る設備投資も重点投資する。将来的には、インドを輸出拠点と位置付け、現地で生産した製品を西アジアや中東、アフリカなどに展開することも検討する。
パナソニック暴動の原因は民主党との距離感であり、中国事業はリスクがあることが認識されているため、成長市場であるインド事業拡大を目指すようですね。

インドは中国と比較すると親日の国ですので、カントリーリスクはかなり低いですね。パナソニックがインド事業を育成すれば、中国リスクを減らすことができます。

(6)携帯電話会社と提携も

一方、企業向け事業では、今年度中に現地の携帯電話会社と提携し、基地局のバックアップ電源事業に進出する。パナソニックは現在インドに工場など7拠点を置き、12年度のインドでの売上高は約1000億円。
パナソニックが大手携帯電話会社と提携により契約が決まれば、インドは経済成長により携帯電話市場の伸びが見込めますので、インド事業拡大に繋がりそうですね。
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