パナソニック太陽光の海外重視と問題点

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パナソニックが太陽光パネル事業の海外重視が報道されているが、海外投資に若干の問題点があるようだ。その一方で、競合他社と比較すると太陽光事業が黒字のうちに、投資判断に成功したのかもしれない。


2013年中に生産能力を5割強に引上げ

太陽光パネル、海外生産5割超に パナソニック
2012/12/13 2:00日本経済新聞 電子版
パナソニックは太陽光パネルの海外生産比率を現在の3割強から2013年度中に5割強に引き上げる。マレーシアで新工場を稼働。海外拠点としては初めて、材料加工からパネルの組み立てまで一貫で生産する。生産コストを2割ほど減らせる見通しで、海外勢に対する価格競争力を高める狙いだ。
経営再建中のパナソニックだが、海外生産比率がマレーシアの新工場稼動など生産拠点の再編で海外生産比率が、引き上がるようだ。

パナソニックは海外事業でインド拠点完成を発表しており、海外事業重視が鮮明となっている。太陽光パネルの生産コストが低下すると報道されているが、工場の大きさと投資額は巨額となっている。

マレーシアで新工場を稼動

マレーシア北西部のケダ州に13日、建屋面積で約7万平方メートルの新工場を稼働させる。投資額は約450億円。
新工場の建屋面積と投資金額を見てみよう。
  • 約7万平方メートル
  • 投資額は約450億円
投資規模と、新工場の大きさは、かなりの規模のようだ。その一方で、パナソニックの太陽光パネル事業とマレーシア工場について、週刊ダイヤモンドが問題点が含有する問題点について指摘している。

マレーシア工場の問題点

日の丸太陽電池の“優等生”パナソニックが投資凍結へ
【第753回】 2012年10月29日 週刊ダイヤモンド編集部
昨年12月には、国内2工場に加えて、新しくマレーシアに材料から一貫生産できる新工場建設を発表。約450億円を投じて第1期分(年産300メガワット)を建設中だが、敷地内に拡張用の空きスペースを抱えたまま、大型投資は宙に浮くことになりそうだ。(週刊ダイヤモンド)
どうやら、マレーシア工場の生産規模については、中途半端なままのようだ。パナソニックは人員削減などリストラを進めており、太陽光パネルの投資判断にも影響を及ぼしているようだ。

その一方で、パナソニックの太陽光事業は黒字であり、競合他社と比較すると投資ブレーキの判断はよいようだ。

シャープなどライバルの太陽電池事業は不調

昨年度、各社の太陽電池事業は死屍累々で、国内1位のシャープが219億円の営業赤字を計上。ソーラーフロンティアが同288億円、京セラが同21億円と不振が際立った。120億円の黒字を確保したパナソニックは例外だ(ゴールドマン・サックス証券調べ)。(週刊ダイヤモンド)
ライバル企業の中、太陽電池事業で黒字を確保したパナソニックが際立っている。どうやら、太陽電池事業の投資抑制は、業界全体の動向を見ながら積極的な判断であったようだ。

パナソニックが太陽光パネル事業の海外重視が報道されているが、海外投資に若干の問題点があるようだ。その一方で、競合他社と比較すると太陽光事業が黒字のうちに、投資判断に成功したのかもしれない。
パナソニックの太陽光事業縮小の裏側には、津賀社長の決断があるようだ。パナソニック全社の現金確保と、太陽光事業の競争環境を見たうえで、事業が黒字のうちに判断したようだ。パナソニック ハンガリー太陽電池工場リストラ理由を見ると、為替レート円安により生産拠点集約が行われており、マレーシア工場の投資回収が早くなりそうですね。
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