リストラ部屋とパナソニック女性社員(2)

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パナソニックのリストラ部屋に注目が集まっていますが、働き盛りの女性社員も対象となっているようです。女性社員は、子供のことを考えて退職ではなく、リストラ部屋行きを決断しています。パナソニックの役員は、高額の報酬を受け取り続けていますが、現状をどのように考えているのでしょうか。

大手メーカー正社員のリストラ

前回、追い出し部屋パナソニックのリストラ(1)についてまとめました。パナソニックのリストラ部屋に配属される事になった女性社員は30代から40代の働きざかりとなっていますが、2012年12月31日の朝日新聞1面を見てみましょう。パナソニックグループに在籍の女性社員の事情を見ると、子育てが会社に残る決断をした理由であり、誰もが可能性があるのではないでしょうか。

希望退職に応じるか追い出し部屋に行くか

この部屋の正式名称は「事業・人材強化センター(BHC)」。女性が働く会社には今年8月できた。(朝日新聞) 
その少し前に上司に呼ばれ、「今の部署に君の仕事はない」と告げられた。会社が募集する希望退職に応じるか、「BHC」への異動を受け入れるか。(朝日新聞)
日経新聞は、パナソニック転職と若手社員を見ると好意的な記事に見えますが、必ずしも綺麗な面ばかりではないようです。

パナソニックの女性社員は、上司からリストラに応じるか追い出し部屋に行くのか二択を迫られています。事実上、パナソニックの追い出し部屋とリストラが、同じ意味で用いられているように思えます。

子供のことを考えて残留 1年後はわからない

数日迷った末に、子供のことを考えて「残ることにしました」と告げた。すると上司は「BHCに行っても、1年後どうなるかわからない。このことは理解しましたね」と念を押した。(朝日新聞)
パナソニックの女性社員は、リストラに応じるのかどうか考えたときに、子供のことを考えたようです。会社勤めの30代~40代の社員の方で、お子さんのために働かれる方は多いのではないでしょうか。

パナソニック女性社員に対して、上司はリストラ部屋は1年後どうなるか分からないと通告しており、社員としてキャリアが閉ざされる事を示唆しています。

全従業員の1割がリストラ部屋に在籍

朝日新聞が入手した内部資料によると、BHCが今あるのはパナソニックの子会社2社在籍者リストには計449人の名前が、肩書などとともに記されている。両社の全従業員の1割弱にあたる人数だ。(朝日新聞)
朝日新聞がパナソニックのリストラ部屋について調査をした結果をまとめると、以下のようになります。
  • パナソニックの子会社2社
  • パナソニックグループの社員449人が在籍
  • 全従業員の1割弱
管理人は、パナソニック子会社2社の全従業員の1割弱、449人という数の多さに驚きました。少子高齢化が進んでいますので、学校の生徒数よりも多いかもしれません。

リストラ部屋の社員の受け止め方

BHCについて、会社側は社員向けに「新たな技能を身につけてもらい、新しい担当に再配置するための部署」と繰り返してきた。だが社員たちには「余剰人員を集めて辞めるように仕向ける狙い」(50代社員)と受け止められている。
リストラは過去の経営失敗により、パナソニックが借金1兆円、2兆5千億円喪失した事が最大の要因です。そのしわ寄せが、パナソニック社員にいき、役員が高額報酬を受け取っているとするならば何とも言えない気持ちになります。次回は、パナソニック本社の対応について見てみましょう。パナソニック採用と追い出し部屋(3)に続く。
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