パナソニック社債に格付け格下げの影響

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パナソニックが、格付けを投機的水準に格下げされたが、社債に格付け格下げの影響がでている。その内容について見てみよう。


国内普通社債の買い圧力の弱まり

〔SB流通動向〕パナソニック<6752.T>債の買い圧力弱まる、投機的水準への格下げで
2012年 11月 27日 16:50 JST
[東京 27日 ロイター] 一般債市場で、パナソニックの国内普通社債(SB)の買い圧力が弱まっている。きっかけはフィッチが22日に同社の長期格付けをBBB─から投機的水準のBBに2段階引き下げ、アウトルックをネガティブにしたため。もっとも、売り圧力が高まる状況になく、格下げの影響は買い意欲を減退させたにすぎないとの声が聞かれた。
フィッチは、パナソニック格付を投機的水準に引き下げを発表。ソニー格付も投機的水準に引き下げており、日本を代表する企業の格付けが投機的水準に格下げされたことに衝撃をおぼえた方は多いであろう。

ロイターの記事に寄れば、パナソニック格付け格下げの影響は社債市場に影響を与えた可能性を示唆している。企業の信用力が低下していると、格付け機関が判断したわけなので、いい影響がないのは当然といえるかもしれない。

社債への影響は限定的か

スプレッドは小幅ワイド化した程度。水準は残存期間1年4カ月で、国債利回りプラス100ベーシスポイント(bp)割れから100bp台に乗せたという。投機的水準への格下げについて、ある市場関係者は「サプライズだったが、実際に売りが膨らむことはなかった。これまでの買いがいったん止まったという印象だ」と述べた。
どうやら、国債利回りが上昇しており、パナソニック格下げの影響はあったように見える。ただし、ロイターの説明を見る限り、盈虚は限定的であろうと主張しているようだ。

債券利回りの見方

(1)債券を市場で欲する人が増えた場合

今まで、100円で1年に10円利息が貰えるものがあると仮定しよう。
もしも、この社債を欲しい人が増えると、需要と供給の関係から考えると、値上がりする。

では、値上がりした社債価格が200円になったと仮定して見てみよう。
  • 利回り10%=10円(利息)÷100円(社債価格)
  • 利回り  5%=10円(利息)÷200円(社債価格)
社債を欲しがる人が増えて、社債の値段が値上がりすれば、利回りが低下することが分かる。

(2)企業の格付け(信用力)が低下すると利回りは上昇する

上記で、欲しい人が増えれば利回りは低下すると説明した。
では、格付け格下げの影響は何であるかと言うと、会社の倒産する確率が上昇したと見なされたということである。

簡単に説明すれば、企業の信用力が下がれば、欲しがる人は減少するので債券の利回りは上昇する。上記の続きであるが、考え方は下記のようになる。
  • 格付け上昇の影響 社債の価格が上昇すると、利回りが低下する。
  • 格付け低下の影響 社債の価格が下落すると、利回りが上昇する。

あくまで一般論であるが、格付けが格下げされると、社債の価格が下落する要因となる。

債券の動向も影響を見る必要あり

企業の信用力を見る指標の一つに、CDSがあるので、関心のある方は、パナソニックCDSについてご参照。

ロイター通信は、パナソニック社債に格付け格下げの影響が出ていると指摘している。その一方で、あくまで買いが止まっただけという見方が紹介されており、当面の間、注視が必要であろう。
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