撤退事業を、来月発表
パナソニックがまつげカーラーなど美容家電を重視していることについて、2013年2月13日のブルームバーグが、まつげカーラーがテレビより高収益、事業集中決断へ-津賀パナ社長と報じています。2011年4月以降の赤字が1兆3000億円に膨らむ中、津賀社長は来月、撤退事業を明らかにする見込みだ。津賀社長は、パナソニックに成長事業がないことを表明していますが、どういった事業で撤退し投資を集中させるのか注目が集まっています。パナソニックは業績悪化の結果、パナソニック社債はジャンク債になっており、格付け回復に結びつける事業を発表できるか正念場ですね。
高収益事業を重視
事業数を3分の1減らす方針で、テレビや携帯電話などの収益性が低い分野ではなく、美容家電や溶接機器といった認知度は低いが高収益の分野に資源を集中させる計画。パナソニック美容家電アマゾンを海外で活用するなど、高収益分野の海外販売に力を入れることをすでに発表しています。パナソニック赤字決算発表の真相は、過去の投資失敗による収益性の低い分野の減損損失の計上が要因でした
パナソニックリストラと業績回復
パナソニックとソニーの決算
パナソニックは1万3000人の人員削減の後、昨年10-12月期に黒字を計上。同じく昨年就任した平井一夫社長が率いるソニーは赤字にとどまった。パナソニックはここ数年で、パナソニック社員リストラ70,000人を行っていますが、業績は回復傾向にあるようです。
パナソニックとシャープの違い
パナソニックとシャープは比較されることが多いですが、パナソニックのほうが数字の健全性も高いうえに、業績や事業の報道に関して比較的信頼性が高いことが分かります。シャープはマスコミの報道は、業績見込みのリークが相次いでおり、数字が大きく外れたことから信頼性が大きく低下していると言えます。
パナソニック株価が高値に
パナソニックの株価は、昨年11月に1970年代半ば以来の安値を付けた後、昨年4月以来の高値に回復している。パナソニック株価が高い水準に政権交代以降、回復しつつあります。パナソニックが高収益事業に経営資源を集中することで、業績回復が実現すれば株価にも影響しそうですね。 スポンサードリンク
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