パナソニック業績悪化
パナソニックは中間決算大幅赤字、今年度の業績予想も下方修正している。経営再建に向けて、パナソニックは、倒産防止の為、人員削減をまとめるなど経営再建に奔走しているが、格付け低下が打撃になりそうだ。
ムーディーズの格付 投機的水準寸前
先日、ムーディーズが、パナソニック格付け格下げを発表した。何とか、投資適格に踏みとどまったものの、パナソニック格付の真相は投機的水準と見られていることが分かっている。パナソニックは銀行と融資枠契約を締結。パナソニック倒産寸前の時、住友銀行の恩に報いる形で、銀行と良好な関係を築いてきたことが評価された形だ。
パナソニックは、ムーディーズの格付けでは、銀行取引が評価され辛うじて、投資適格に留まった。しかし、フィッチではそうはいかなかったようだ。
フィッチ パナソニックを投機的水準に格下げ
ソニーとパナソニックを格下げ
▲ソニーとパナソニックを「投機的」に フィッチが格下げ欧米系の格付け会社フィッチ・レーティングスは22日、ソニーとパナソニックの長期発行体格付けを、「投機的」とされる水準に下げた。ソニーを「ダブルBマイナス」、パナソニックを「ダブルB」とした。フィッチがソニーとパナソニックの格下げを発表している。
重要なのは、格付け格下げの理由だ。
中核事業の競争力低下
パナソニックはトリプルBマイナスから2段階下げた。テレビなど中核事業での競争力低下に加え、キャッシュを生み出す力が弱くなっているとした。やはり、本業の力がかなり弱まっているようだ。
パナソニック、任天堂と提携の金額を予想したが、その効果も限定的に留まりそうだ。
パナソニック倒産懸念はCDSを比較すれば、分かるが業績発表後一次上昇。パナソニック倒産確率をCDSが300bpであることを想定して、簡単に計算したが、今回の格下げの影響がきになるところだ。
今回、パナソニック格付が投機的水準に引き下げられたが、倒産危機であることは間違いなさそうだ。パナソニックの本業が回復するのかどうか、注視する必要がありそうだ。 スポンサードリンク
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