(1)パナソニック決算は赤字と借金返済
パナソニックの中村改革は失敗しましたが、プラズマテレビの設備投資やM&Aの資金を回収できず多額の資金を喪失しました。パナソニックは業績改善のリストラで、人員削減を進めると同時に、持ち合い株売却による資金調達を行い、財務改善のために借金返済を進めています。
(2)パナソニック決算発表は赤字
パナソニック2013年3月期決算赤字ですが業績予想は黒字であることを2013年5月10日の読売新聞が、パナ、税引き後赤字7542億円…薄型TV不振を報じているので見てみましょう。パナソニックが10日発表した2013年3月期連結決算(米国会計基準)は、薄型テレビの不振などが響き、税引き後利益は7542億円の赤字(前期は7721億円の赤字)で、2期連続の巨額赤字となった。パナソニックは決算発表で、2年連続の巨額赤字を発表しており、1兆5000億円近くの赤字を計上しています。パナソニック経営者の失敗と大赤字でまとめましたが、中間決算で業績予想を下方修正していたため、業績予想に近い最終赤字でしたね。
(3)リストラと円安効果で業績予想は黒字
ただ、人員削減などのリストラや円安効果で、14年3月期の税引き後利益は500億円と黒字転換を見込む。パナソニック来期の業績予想は、リストラと円安効果で業績予想は黒字であることを発表しており、まずは第1四半期決算に注目ですね。
(4)営業利益の黒字は確保
13年3月期の売上高は前期比6.9%減の7兆3030億円だった。本業のもうけを示す営業利益は1609億円を確保したが、売上高に対する利益率は2.2%で、15年度目標に掲げる「5%以上」には遠い水準だ。パナソニックの決算発表は赤字ですが、営業利益の黒字は確保しているようですね。パナソニックの減損損失について、2013年5月10日の時事通信が、2013年3月期決算で尼崎PDP国内第5工場の建物などについて、営業外費用431億円の減損処理を行ったことを報じています。
パナソニックの2014年3月期決算の業績予想は、減損損失の計上を2013年3月期決算で多額を計上していますので、黒字予想となっていますね。
(5)パナソニック株の配当金は不明
14年3月期の復配は未定としている。パナソニックは2013年3月期決算発表は赤字でしたが、来期の業績予想は黒字であると発表しています。パナソニックは株式の配当金を後回しにして、財務改善を優先するようですね。 スポンサードリンク
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